パリ華人密集地でも、暴行・脅迫事件発生

【大紀元日本7月3日】現地時間6月29日午後、フランス「脱党支援センター」はパリの華人密集地で中国共産党jからの脱退支援活動を行っている最中に、中国当局の工作員と華人が集まり現場で脅迫・暴行を講じた。

同脱党センターの代表者・胡さんは「温州出身の華人が密集するパリの三区において、中国大使館のコントロールが最も深刻。華人らは詐欺宣伝に騙されているので、我々はここにて法輪功弾圧の真相を伝え続けている」と述べた。

脱党支援センターの街頭コーナ(大紀元)

その日、現場ではビデオ放映が行われ、法輪功迫害の真相や、駐ニューヨーク中国総領事館の彭克玉・総領事がチャイナタウンでの華人暴行事件への関与を示した電話録音テープなどが放送された。

その際に、複数の工作員らしき人物が現場を囲み、「テレビをぶっ壊せ、壊せ、壊せ」と叫んだり、罵声を発したり、スタッフを押さえつけたりし始めた。新唐人テレビ(注、海外の中国語衛星放送局、本部・ニューヨーク)の記者がその現場を撮影しようとしたが、撮影機を壊すと脅迫された。興奮した華人らがテレビを壊そうとしたが、現場にいたほかの人に止められた。

罵声を発する工作員らしき人物(大紀元)

スタッフを押さえつける華人男性(大紀元)

同脱党応援センターのスタッフは真相を知らずに煽ぎ立てられた華人に対し、「中国共産党と中国を混同してはならない。私たちは中華民族を苦しめている中国共産党を反対しているだけで、決して国を裏切っているのではない…そうした中共が滅亡するのは天命である」などと繰り返し説明した。

同センターのボランティアスタッフによると、現場の向かいの喫茶店に大使館の工作員が待機し一部終始をずっと見張っていた。

向かいの喫茶店で現場を見張る大使館の工作員らしき者たち(大紀元)

現場に居合わせた会社経営の華人・呉さんは記者に対し、妻も脱中国共産党の活動を知っており、前日も妻の友人がネットで脱党の声明を出したことを明かし、中国人が真相を完全に知る日は必ずやってくる、益々多くの人々が立ち上がり中国共産党を反対するはずだと語った。

その後、通報を受けた警察が現場に到着、事態は収まった。

(記者・張子純、翻訳・編集/叶子)
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