若手映画音楽家、韓国大統領就任式の音楽創作
【大紀元日本2月23日】 映画音楽家のジバック氏(31:本名パク・ジウン)が、第17代大統領就任式の式典事音楽を引き受けた。
1月末、米国に発つ当日の朝、就任式準備委員会からの電話で、就任式準備委員長・パク・ボムフン氏から要請された。
音楽を1分と聞かないで、すぐに決断を出した朴委員長にもっと聞かないのかと問うと、「海水をすべて飲んで見なくても、指で少し舐めてみれば分かるものだ」と言って、米国から帰国したら早々に作業に参加するよう指示を出した。
現在、行事全般にわたって音楽作業を進行中のジバック氏は、今度の行事で彼の野心作であるポップ・オペラと国楽フュージョン・ヒップホップもお目見えする予定だという。
ジバック氏は「国家的な意味深い行事に参加して名誉に思う。多様な分野の方々とのフュージョン作業があまりにも楽しい」と所感を明らかにした。
ジバック氏の所属事務所側は「行事主催側が映画音楽からミュージカル、ヒップホップ等多様なジャンルを手がけるジバック氏の能力を高く評価、適任者であるとお勧めした」と明らかにした。
ジバック氏は、当時8歳の時に米国に移民、ズールリアド音楽院でクラシック作曲を専攻して、映画 「レッドバイオリン」でアカデミー音楽賞を受賞したジョン・コリリアーノ教授の助言を受け入れて、映画音楽に転向した。
バークリー音大を経て、ジョン・ウィリアムズなどの有名映画ミュージシャンらを排出したUCLAで映画音楽を勉強していた2000年、当時23歳で世界的権威の映画音楽賞 「ジェリーゴールド・スミス賞」を世界最年少で東洋人では初めて受賞した。
翌年の2001と2002年には、米国ミュージシャン協会 (ASCAP)主催の大会で2年連続の受賞。トップ10にその6曲が喰い込み、気炎を吐いた。
またキム・キトック監督の勧誘で韓国で初めて作業した映画 「春、夏、秋 、冬そして春」は、「 2004 ザ・ベスト・ビッチ・アワーズ」で、ハリー・ポッターとともにベストオリジナルスコアに選出された。
今まで、オラトリオ音楽の作曲に集中するため映画音楽の活動ができなかったというジバック氏は、就任式が終わった後、オダギリ・ジョー主演、キム・キトック監督の映画 「夢じゃない」を皮切りに、数本の映画音楽作業に取り掛かる計画だ。