米研究:糖尿病患者の死亡率、血糖値を厳しく制御すればするほど増加か?

【大紀元日本2月11日】糖尿病患者は毎日、自分の血糖値を気にしている。しかし、米国の最近の研究によると、血糖値を厳しく制御すればするほど、反って糖尿病患者の死亡率が増加する傾向があると報告された。この研究結果は、数十年来の糖尿病治療の原則を否定したことになる。しかし、医学界の多くは、この研究結果を疑問視している。

この研究は、62歳前後の糖尿病患者を対象として、毎日4,5回インシュリンを注射し、7,8回血糖値を測定するグループとそうでないグループを、比較対照して経過観察した結果、血糖値を厳しく制御していたグループは、そうでないグループより死亡者数が54人多かったという。(観察期間とグループ人数は不詳)

しかし、この研究結果は他の要因の影響によるものではないかと疑問視されており、現在、研究は中断されている。

▶ 続きを読む
関連記事
初めての心不全・脳卒中の影に、実は99%以上が共通の4つの兆候を抱えていた――最新研究が示した「見逃しやすい危険信号」と、予防のために今すぐ見直すべき生活習慣をわかりやすく解説します。
苦味は消化を刺激し、胃酸・胆汁の分泌を高めて代謝をサポートします。GLP-1などのホルモンにも働きかけ、血糖の安定や食欲抑制にも効果が期待されます。腸内環境の改善にも有用とされる注目の習慣です。
デンマークの研究で、低炭水化物・高タンパク質食を続けた人は、体重が大きく減らなくても血中脂質が改善し、肝臓脂肪が減少しました。糖質制限が代謝を健やかに保つ可能性が示されました。
人気の糖尿病薬チルゼパチドに思わぬ落とし穴。視力を脅かす眼疾患リスクが2倍に?最新研究が示す意外な事実と注意点を解説します。
朝食を遅くとると糖尿病リスクが高まり、夕食を遅くとると脳卒中リスクが上昇。研究が明らかにした食事時間と病気の深い関係を解説します。