【なぜなに中国語】(1):世界の国名①

【大紀元日本1月24日】日本語では、外国の国名や地名を日本語に取り入れるとき、音訳という手段が最も多く用いられます。例えば、(1)に見られるように、「Boston」の発音に近い音を日本語の音節の中から選んで、「bo・su・to・n」という音を当て、それをカタカナで「ボストン」と表記します。

実は、中国語も音訳の場合は、(2)に見られるように、同じような操作を行います。「Boston」に中国語の音節の中から「bo・shi・dun」という音を当て、それにその音を持つ適当な漢字を当てて、「波士頓」と表記します。

(1) Boston → bo・su・to・n → ボストン

(2) Boston → bo・shi・dun → 波士頓

ただ、全ての国名や地名が音訳で中国語の中に取り入れられるわけではなく、(3)のように、その地名の意味を考えて訳したり、(4)のように、意訳と音訳のミックスで表したりすることもあります。

(3) San Francisco → 旧金山(昔の金山:ゴールドラッシュの名残)

(4) New Jersey → 新澤西(澤西=zexi、新しいジャージー)

********************************************

では、次の中国語は一体、どの国を指しているでしょうか?当ててみてください。参考までに、その漢字の読み方を付けておきます。

① 蘇丹(su・dan)…<ヒント> ツチ族とフツ族の争いは、ハリウッドの論争にもなりました。

② 愛爾蘭(ai・er・lan)…<ヒント> IRA問題は、ベルファスト合意で一応は決着したようです。

③ 波蘭(bo・lan)…<ヒント> 第二次世界大戦時、ナチスの戦車大隊には散々に悩まされました。

④ 巴西(ba・xi)…<ヒント> 灼熱の太陽、巨大なイエス像、サッカー王国。

⑤ 柬埔寨(jian・pu・zhai)…<ヒント> クメール・ルージュの悪夢も今は昔。

⑥ 印度尼西亜(yin・du・ni・xi・ya)…<ヒント> デビ・スカルノ元夫人は、現在日本にいるようです。

⑦ 委内瑞拉(wei・nei・rui・la)…<ヒント> 石油が豊富で有名ですが、美人大国でもあります。

⑧ 土耳其(tu・er・qi)…<ヒント> 東郷平八郎がビールのラベルになっています。

⑨ 阿富汗(a・fu・han)…<ヒント> 仏教遺跡の爆破には、楽山大佛もびっくり?

⑩ 伊拉克(yi・la・ke)…<ヒント> 米国の二正面作戦も無理が祟っていませんか?

正解は【なぜなに中国語】(2)で発表します。お楽しみに!

(編集・太源、瀬戸)

関連記事
ケールやナッツ、ダークチョコレートなどマグネシウム豊富な食材が認知機能向上に効果的とする研究。認知症リスクの軽減にも繋がる可能性があり、予防に役立つ食生活を提案します。
視力の問題は目だけでなく、腸内環境とも密接に関連している可能性があるという新しい視点が注目されています。眼科医エドワード・コンドロット医師は、患者のライフスタイルや食事、ストレス管理が腸と目の健康に大きく影響を与えると考え、より包括的な診療アプローチを提案しています。
サルコペニア対策に!高齢者でも無理なくできる5つの筋力強化エクササイズで、健康な毎日をサポートしよう。
消化不良の治療にウコンが効果的?新研究で薬と同等の効果が確認され、手軽で自然な解決策が浮上!
芸術は何を伝えるべきか?デュシャンの衝撃的な挑戦から、現代美術が反映する文化の変容を探ります。