ゾウのふん、バイオ燃料の生成に一役=オランダの科学者
オランダの科学者らがゾウのふんに含まれる菌が繊維や木材を分解し、バイオ燃料を生成する働きを持つことを発見した。オランダのアルコールメーカー、ロイヤル・ネダルコ社の事業責任者が18日に開かれたバイオ燃料に関する会議で発表した。
それによると、ロイヤル・ネダルコ、デルフト工科大学、バード・エンジニアリング社の科学者が、ゾウのふんに含まれる菌に、木材の糖分を効率的に発酵させる酵母の発生を助ける作用があることを発見したという。
ロイヤル・ネダルコの事業責任者マーク・ウォルドバーグ氏は「われわれは今回の発見を技術面での大きな進歩ととらえています」とコメント。
商業的に実用化するにはまだ時間がかかるとしながらも、2009年には新手法での燃料生産を同社の工場でスタートさせることが可能だという。
バイオエタノールを手がける企業では、穀物やてん菜などからの糖分抽出が広く行われている。また、一部の会社では小麦などのふすまや、わら、木材から燃料を生成する技術の開発が進められている。
[プラハ 18日 ロイター]
関連記事
寒い季節こそ、ゆったり過ごし心身を整えるチャンス。睡眠や食事、メンタルケアで冬を快適に楽しむ方法をご紹介します。
50年以上前から次世代の食料として研究されてきたオキアミ(プランクトン)。クジラなどの海洋性生物にとっては生存のための原初的な存在だ。そのオキアミからとれるオメガ3が注目されている。本文にあるようにオメガ3は人の健康にとっても有益なものだ。クリルオイルは、オメガ3と抗酸化成分が豊富で人気のある健康補助食品。フィッシュオイルに比べてコストが高い点が難点だが……
仏に対抗しようとした調達が、暗殺未遂や陰謀を重ねた末、地獄に堕ちるまでの報いの物語。
「犬に散歩される」気の毒な飼い主たち、笑っちゃってゴメンの面白動画→
過度な運動や減量で陥りやすい「低エネルギー可用性」。エネルギー不足が体に与える影響とその対策について、専門家のアドバイスを交え解説します。