「デジタル鼻」で体臭から人を識別

【大紀元日本3月21日】体臭を利用して人を識別し追跡する技術が、最近イギリスのブリストル大学、オーストリアのウィーン大学と米国インディアン大学の研究者たちによって開発された。この体臭識別装置は、人間の嗅覚を補助する効果があり、「デジタル」とも呼ばれている。体臭は指紋と同じように個人特有のものであり、個人を識別する情報として使うことができる。

人間のからだは汗や他の体液とともに微量の化学物質を体外に排出しており、現在、このような化学物質は44種類特定されている。人によって身体から放出する化学物質の成分構成が違うので、これらの成分を分析して人を識別することができる。

現在、動物の鋭い臭覚を利用して、瓦礫の下に埋まった人を探したり、麻薬や爆弾を見つけたり、犯人を追跡したり、病気を発見したりしているが、将来、動物を使わなくても、この「デジタル鼻」を利用して、物や人を識別できるかもしれない。

ただ、個人の体臭は生活習慣、健康状況、消臭剤の使用などによって変わることがあるので、実際に応用する際には、これらの問題を考慮しなければならない。

関連記事
運動や食事に加え、良質な睡眠が体脂肪燃焼に重要な鍵です。この記事では、寝ている間に脂肪を燃焼させる3つの戦略を紹介。
食生活改善の第一歩として、手軽に揃えられる食材を活用しましょう。忙しい日でも、栄養豊富で簡単な料理が作れます。スパイスやナッツ、シナモンなど、日常に役立つ食材を詳しく紹介します。
今年の夏、世界各地で記録的な猛暑が続き、熱中症リスクが高まっています。台湾の陳俊如院長が、熱中症対策に効果的な食材や予防法を詳しく解説。
水分補給の基本、実は「1日8杯」だけではない?年齢や生活環境に応じた適切な水分摂取方法をご紹介します。
スタンフォード大学の研究者が開発した新技術により、皮膚を一時的に透明にして内部の臓器を安全に観察できるようになりました。食品用染料を使った革新的な方法が、医療診断に新たな可能性をもたらすかもしれません。