【北京の街角から】狗不理包子

【大紀元日本10月6日】北京の街を歩いていると、ときどき「狗不理包子」という、一風変わった屋号の店を見かける。素直に読めば、「犬も相手にしない肉まん」ということで、いかにもまずそうである。

この肉まん屋、実は、150年の歴史を持つ天津生まれの老舗である。創業者の高貴友は幼名を「狗子」(犬ころ)と言った。狗子は肉まん(包子)作りに忙しく、誰に話しかけられても相手にしなかった(不理)ことから、人々は次第に、彼の作る肉まんを「誰のことも相手にしない狗子が作った肉まん」(狗不理包子)と呼ぶようになった。

ただ、愛想は悪くても味は天下一品で、西太后にも献上したことのある代物である。西太后が、「山中の獣、雲中の雁、陸地の牛羊や海の幸は、どれも狗不理包子に及ばない」と言って褒め称えたことから、人気はさらに上がり、店は大繁盛した。今では「狗不理包子を食べずして、天津に来たと思うな」と言われるほどで、中国の多くの有名人のほか、田中角栄も食べたことがあるそうだ。

▶ 続きを読む
関連記事
健康のために飲んでいる薬やサプリ、実は普段の食べ物がその効果を弱めたり強めたりしているかもしれません。グレープフルーツや緑茶、イチョウ葉など、身近な食品と薬の意外な相互作用を専門家の解説でわかりやすく紹介します。
春は牡蠣が最も肥える季節ですが、食べ方によっては体に重さや冷えを感じることもあります。にらやしょうがなどと組み合わせることで、春の気の巡りを整え、体にやさしい一皿になります。
「人生をやり直したい」と感じたとき、本当に必要なのはゼロからの出発ではなく小さなリセットかもしれません。環境、時間、習慣、情報、健康――日常を整える5つのシンプルな方法で、人生の流れを前向きに変えるヒントを紹介します。
食事をしたばかりで満腹なのに、なぜかおやつに手が伸びてしまう――。その理由は意志の弱さではなく、脳の仕組みにあるのかもしれません。最新研究から見えてきた「食べ物の誘惑に負けてしまう理由」と対策のヒントを解説します。
頭がぼんやりして集中できない「ブレインフォグ」。その原因は単なる疲れではなく、腸内環境や慢性炎症、生活習慣の乱れが関係している可能性があります。食事や睡眠、運動の見直しで改善が期待できる対策を専門医の視点から解説します。