花も恥らう傾国の美女 楊貴妃

【大紀元日本9月30日】楊貴妃は名を楊玉環という。開元7年(719年)満州永楽(現在の山西永済)の生まれで、父は蜀の国(現在の四川省)で司戸(しこ)の職にあった楊玄琰。

開元23年(735年)、楊玉環は16歳で玄宗皇帝の息子・寿王に嫁いだ。ところが、偶然にも、740年秋、宦官・高力士に連れられて、長安郊外の温泉保養地・温泉宮(華清池)に出かけた際、玄宗に見初められた。楊玉環の魅力の虜となった玄宗は、息子の嫁である彼女を何としても手に入れたいと考えた。そこでまず、彼女を道観(道教の寺)に入れて尼にさせ、太真と名づけて、剃髪をさせずに修行させた。そして、5年後の745年、玄宗は彼女に女官の最高位である「貴妃」の称号を与えて後宮に迎え入れたのである。楊玉環を「楊貴妃」と呼ぶのはそのためである。

この時、楊貴妃はすでに27歳になっていた。しかし、彼女の容貌は衰えることなく、詩人白居易は『長恨歌』の中で彼女の美しさを次のように形容している。

▶ 続きを読む
関連記事
古代中国の周代で行われた冠礼は、成人を年齢ではなく徳と責任の成熟で認める儀礼だった。日本の元服にも継承された「成人という身分」の原点を探る。
同じ家族でも異なる自閉症の姿――鍵は2つの遺伝的要因にあった。最新研究が示す遺伝の仕組みと、重度自閉症に希望をもたらす治療の可能性を丁寧に解説する注目記事。
いま、「成人」という言葉は、主に「年齢」を表すものとして使われています。「何歳からが大人か」という数字の話はよ […]
睡眠は「良い・悪い」だけでは測れない。研究が明かす5つの睡眠パターンと脳への影響を解説。自分の眠りの癖を知り、心と体を整えるヒントが見えてくる注目記事。
もう2026年?もう1週間たったのに、年が始まった気がしない。同じ感覚の人、きっと多い。無理に切り替えなくていい。焦らなくていい年明けの話。