熊本、日本語第1回法輪功体験交流会開く

【大紀元日本10月19日】中国で迫害・弾圧を受けている気功「法輪功」学習者らの体験交流大会が16日、熊本市内で開かれ、日本人の法輪功学習者ら80人が参加し、大煉功(大人数で行う気功動作)や体験交流などを行った。日本では、このような交流体験会が過去に数回行われているが、中国人による中国語の交流会が中心だった。日本人が主体で、すべて日本語で進められたものは今回が初めて。学習者の朴龍鶴さんは、中国での迫害が始まって以来、この6年余りを振り返り「日本人には法輪功の素晴らしさを実感してもらえばもらうほど、中国共産党(中共)の理不尽な迫害と邪悪さが理解してもらえた」と話している。

朴さんは、中共が1999年7月に法輪功へ言われなき迫害・弾圧を始めて以来、その迫害の異常さと法輪功の素晴らしさをいかにして熊本の市民に伝えようと苦心していた。大手新聞社に広告を出し真相を伝えたるなど各メディアへ働きかけたが、「最大の真相伝えは、法輪功の良さをわかってもらうことで迫害の理不尽さを知ってもらうのが確実な方法」と確信し、2001年11月から各地の公民館などで「法輪功セミナー」を開催し、迫害の真相を伝えながら、五つの気功動作を教え、心身共に健康になる効果を実感してもらった。一ヶ月にわたるセミナーを11期実施し、受講した日本人の数はおよそ600人にものぼった。

当日は、熊本県内(熊本市~阿蘇地方を含む)はもとより、鹿児島、福岡、佐賀、長崎と九州各地から学習者が白川公園に集まり、秋晴れのすばらしい晴天の下、5つの気功動作を集団で行った。かたわらには6枚のパネルが掲示され、法輪功とその創始者・李洪志氏の紹介、中国での迫害の事実、日本の愛知万博で起こった法輪功学習者に対する中国館の入館拒否事件、迫害の首謀者・江沢民の起訴、熊本での活動状況などを紹介、道行く人の関心を集めていた。中には熱心に立ち止まり読みふける若者もいた。

中央公民館のホールで開かれた交流会では、日本人学習者6人が体験発表した。発表者らは、法輪功を続けることで心身共に健康になった喜びを語り、中国での弾圧に対する思いを述べ、いわれなき迫害を一日も早く停止するよう呼び掛けた。

交流会は和やかな雰囲気で進められ、6人の体験発表で場内は感激と感動につつまれた。司会から発表までのすべてが日本語で進められた。日本人学習者(50代女性)は「すべて日本語で進められていて、発表者の話がそのままこの胸に響き渡り、とても感動しました」と感激を抑えきれない様子。200km以上離れた長崎からの新しい日本人学習者夫婦は「長崎に戻り、大勢の人々にこの法輪功の素晴らしさを伝え、地元でも法輪功セミナーを開きたい」と話していた。

朴さんは「中国では迫害されている法輪功を自由に修煉できる日本で、より多くの日本人の皆さんに法輪功の素晴らしさを体験してもらえ、中国での迫害を一日も早く停止するよう訴えてくれたのは本当にうれしい」と交流会の成功を喜んだ。

関連記事
12月20日、米国務省の外交団がシリアに到着した。バッシャール・アサド政権崩壊後、ワシントン高官がダマスカスを公式訪問するのは初めてとなる。
10年前、中共は「中国製造2025」計画を掲げハイテク製造業強国を目指した。しかし現在、中共は知的財産権侵害や不公正競争の指摘を受けている。EVや高速鉄道で進展も、核心的な技術は不十分だ。
英国のフィリップソン教育相は、中国による高等教育機関への影響について警戒を呼びかけている。庶民院での議論では、中国が公的機関や企業、大学にまで浸透している実態が指摘された。
12月16日、英豪閣僚級会議がロンドンで開催され、中共のスパイ浸透対策が主要議題となった。英国外相は中共スパイの楊騰波の入国拒否を支持し、豪州外相は複雑な国際情勢を指摘。英国の外国影響力登録制度の施行は延期され、中共の指定級が注目されている。
インド政府は、中国からの安価な鉄鋼輸入を抑えるため、最大25%の関税(セーフガード)の導入を検討している。この […]