国連人権報告書:中国警察による幼女連れ去り

【大紀元日本8月8日】法輪功人権組織(FLG Human Rights)によると、2005年、国連経済社会理事会の人権委員会が公表した「拷問及び拘禁問題を含む、公民権及び政治的権利に関する報告書」は、2004年中国で発生した拷問及び残酷、非人道的、品位を傷つける扱い又は刑罰の状況に言及し、その中で、中国の警察が正当な手続を経ることなく4歳の女の子・張縁園ちゃんを連れ去った事例を挙げている。

当報告によると、2004年6月10日に、国連「拷問問題」、「幼児人身売買問題、児童買春問題と児童ボルノ問題」および「婦女に対する暴力問題」の調査報告を担当する複数の特別担当官は、連名で中国政府に書簡を送り、警察による4歳の張縁園ちゃんの連れ去りに関する報告を受けた事実を中国政府に通知した。

当報告の記述によると、2004年1月1日、重慶市潼南県梓潼鎮の警察官4人(1人の名前が国連により確認ができている)が、保護者に告げることなく、4歳の張縁園ちゃんを自宅から強制的に連れ去った。当時張縁園ちゃんの両親は、法輪功を修練していることを理由として、中国当局に身柄を拘束されていた。2002年2月、父親の張洪旭さんは、西山坪労働矯正施設に収監され、数々の残酷な拷問に耐えつづけ、鼻の骨と歯が折れ、肋骨も負傷していた。国連が中国側に書簡を出した時点では、張洪旭さんは依然として収監されており、しかも収監場所が変更され、行方不明になっていた。2003年12月23日、母親の呉詠梅さんも身柄を拘束され、同じく残酷な拷問を耐える日々が続き、抗議のためのハンスト54日目に、ようやく釈放された。釈放後、呉詠梅さんは必死に娘の張縁園ちゃんを探し続けたが、消息は依然つかめておらず、幼児の人身売買が横行する中国において、母親は不安を募らせている。

▶ 続きを読む
関連記事
ルビオ米国務長官はポルトガル訪問で、欧州諸国が重要物資を中国など特定の一国に依存すべきではないと警告した。中国資本がポルトガルの電力や金融分野で存在感を強めるなか、EUも対中依存の低減を検討
米司法省とFBIは中共政府と契約関係にある企業インテグリティ・テックが関与するサイバー攻撃について、攻撃に利用された関連ドメインの差し押さえや遮断を実施したと発表。同社が運用していた脆弱性偵察ツールの標的には日本の空港も含まれていた
米国、EU、日本など15の国・地域が、EVやバッテリー、半導体、太陽光パネルなどの過剰生産能力への共同対応を表明した。中国は署名せず、専門家は米欧が多国間で連携し、中国(共産党)への圧力を強める動きと分析
米カリフォルニア州の中国系不動産仲介業者、張婉瑩が、中国政府のために台湾の頼清徳総統の家族を監視した疑いで逮捕された。過去に中国の工作員と疑われた方芳との共通点や、インフルエンサーへの接触にも注目が集まっている
米国務省は7日、島国フィジーで華人団体の代表を務める趙福剛について、中共の利益のため現地で贈賄に関与したとして、米国への入国を認めないと発表