2024年6月5日、上海市静安区で開かれた就職フェアを訪れる人々。(写真:Hector RETAMAL / AFP)(写真:HECTOR RETAMAL/AFP via Getty Images)

中国の若者が安定職に殺到 地域職員も争奪戦

毎年8月下旬、中国各地で末端の公的機関や地域コミュニティーの採用データが相次いで公表される。今年は国家公務員試験の採用枠が小幅に減った一方、応募者数は371万人を突破し、初めて大学院入試の受験者数を上回った。

各地では、行政補助職や地域コミュニティーのソーシャルワーカーなどの採用にも応募が殺到している。100人に1人を超える狭き門となる地域もあり、多くの人気公務員職を上回る競争率となっている。

上海市嘉定区のある地区では、地域コミュニティー職員5人の募集に対し、応募者が1千人を超え、競争率は200倍以上となった。

▶ 続きを読む
関連記事
ネパール大洪水の被害を拡大させたのは気候変動ではなく、それを恐れるあまり地質学的に脆い渓谷へダムや作業員を過密に投入した性急な再エネ開発だった。気候対策の暴走が生んだ人災の側面を鋭く告発する論評
チベットで発生した大規模な土石流で多数の死者と行方不明者が出ている。法学者の袁紅氷氏は、中共による「略奪的な資源開発」がチベットの生態環境や災害リスクを悪化させていると批判
ネパールとチベット国境で発生した大規模土石流をめぐり、両国の情報公開に大きな差がみられる。中共は現場映像の削除や外国人記者の取材制限、「正能量」を強調する報道が指摘されている
中国の人権派弁護士、王夏紅氏が家族とともに台湾で庇護を求めた。シオン教会の弁護を担当したことで中共当局から圧力を受けており、台湾当局は一家4人に「人道的滞在」を認めた
約50日の間に3つの台風が浙江省玉環市付近に相次いで上陸し、中共海軍基地周辺を襲った。異例の進路や記録的な長寿命、上海の豪雨など、相次ぐ異常現象を追う