店は経営難、客は「品質が悪い」と不満
「返品率8割が当たり前」中国ネット通販で人気店の閉店相次ぐ
中国のネット通販で、レディース服の大量返品が店を追い詰めている。業界関係者によると、数年前には約5割だった返品率が年々上昇し、今では7~8割が当たり前だという。
中国最大級の通販サイト「淘宝(タオバオ)」では、数百万人のフォロワーを持つ人気店や、10年以上続いた店まで相次いで閉店。店側は「広告費は上がるのに売り上げにつながらない」「返品が多すぎて利益が出ない」と悲鳴を上げる。
一方、客からは「写真と実物が違いすぎる」「安いが質が悪い」と不満の声も相次ぐ。別の商品写真を使ったり、宣伝用だけ質のいい服を用意したりする店もあるという。さらに、モデルと一般の人では体形が違うため、実際に着てみるとイメージと違い、返品につながるケースもある。
関連記事
中間選挙直前の米中首脳会談は選挙目当ての演出なのか。習近平が抱える国内事情と短期の貿易休戦を読み解き、トランプが「強い立場」から自国の労働者と経済の利益を優先して仕掛けた交渉戦略の意図と背景を論評する
中国当局は半導体やAIなどの先端技術に巨額を投じる一方、家計消費は低迷し、若者の就職も厳しさを増す。投資と借り入れに頼る成長の限界を分析する
中国の経済学者らは、地方政府の債務問題が不動産不況以上に深刻だと警鐘を鳴らした。企業間の連鎖債務は約30兆元に上り、金融機関や不良債権処理会社にもリスクが広がっている
米軍がホルムズ海峡で新たな兵器を投入した。1回の攻撃にかかるコストは、ミサイルを発射するよりはるかに安いという。
中国は人型ロボットを次の成長戦略に据え、政府調達と補助金を大幅に拡大している。一方、現場では低い作業効率や学習データ不足、収益化の困難が残る。国家主導の量産競争は、新たな過剰生産を招くのか