中国の警察。参考写真(Greg Baker/AFP/Getty Images)
殺人容疑者を「勇者」と呼ぶ人々 法への失望が生む危険な共感

司法への絶望が「英雄」を生む=中国

殺人容疑者を捕まえようと、警察が大規模な包囲網を敷く。その一方で、住民は逃亡者のために水や食料を置き、逃走に使える車両まで用意する。

中国・河南省西平県(せいへいけん)で起きた殺人事件では、そんな異例の光景が広がった。

7月30日、51歳の夏付鋼(か・ふこう)容疑者が近隣住民を刃物で刺して死亡させたとして逃走した。警察は5万元(約100万円)の懸賞金を設定。多数の警察官のほか、ヘリコプターやドローンまで投入し、約10日後の8月8日に身柄を確保した。

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