2025年9月3日,中共の空警-600早期警戒機(左)とJ-15艦載機(Hector Retamal/AFP via Getty Images)

命懸けの試験飛行 中共官製メディアが明かした艦載機開発の実態

先ごろ、中国共産党(中共)の官製メディア、新華社は、軍内の「優秀な共産党員」を宣伝するなかで、ロケット軍が置かれた苦境を図らずも明らかにした。今度は中共中央テレビが、一等功(高位の功績表彰)を授与された軍のテストパイロット、楊勇を紹介するなかで、海軍の艦載早期警戒機「空警600」と艦上戦闘機「J15」が抱える問題を露呈させた。

7月31日、新華社は8月1日の軍創設記念日に合わせた宣伝の一環として、91548部隊に所属する楊勇に「国防科学技術一等功」を授与したと報じた。

しかし、記事は極めて短く、楊勇がなぜ軍では珍しい一等功を受けたのかについて説明していなかった。

▶ 続きを読む
関連記事
米中首脳の公式晩餐会には米国の著名経営者が出席した一方、公表名簿に中国企業の経営者は見当たらなかった。筆者は米中対立や党の統制、経営者を取り巻くリスクから、その背景を読み解く
米中首脳会談後、双方が公表した文書には関税やAIを巡る説明に違いが残った。米側だけが記した事項もあり、台湾問題については双方とも言及していない
米中首脳会談で延長の「貿易休戦」。だが、レアアース問題は解決していない。米欧が供給網を再構築するまで数年を要する一方、北京はなお輸出管理を交渉材料にできる。2027年1月10日までの「時間」をめぐる競争が始まった
トランプ大統領が習近平を空港で出迎えた異例の対応。厚遇の一方、米軍基地では軍用機も並んだ。交渉の場づくりから国力の誇示、過去の歓迎への返礼まで、その狙いを五つの側面から読み解く
米国で進む「未婚化」。18~39歳男性では、未婚者が既婚者のほぼ2倍に達した。なぜ米国人は結婚しなくなったのか