2026年6月30日、「環太平洋合同演習2026」の期間中、各国の上級士官がハワイのパールハーバー・ヒッカム統合基地(JBPHH)フォード島にある「戦艦ミズーリ記念館」を見学(Petty Officer 2nd Class Analice Baker)

米国防衛戦略が第一列島線へ 新4か国枠組みで対中抑止を強化

アメリカは、日増しに厳しさを増す西太平洋の安全保障上の課題に対応するため、防衛の重心を広範なインド太平洋地域から第一列島線へと移しつつある。日本、アメリカ、オーストラリア、フィリピンで構成される「新たな4カ国安全保障枠組み」の台頭は、第一列島線の安全保障環境を変えつつある。

2026年6月16日、米国防総省は、インド太平洋軍の名称を1947年の創設時の名称である米太平洋軍に戻すと正式に発表した。

これに伴い、米国は従来の日米豪印戦略対話「Quad」について、首脳級から外相級へと位置づけを引き下げた。その一方で、アメリカ、日本、オーストラリア、フィリピンで構成される「新たな4か国安全保障枠組み」(Squad)を、西太平洋防衛体制の中核に据えようとしている。

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