2023年9月14日、長野県東御市にある中村有希さんの農園で、シャインマスカットの房を包装する作業員。 中村さんが日の出とともに農園で収穫している、果汁が豊富で高価なこのブドウ品種は、科学者らが33年をかけて開発した。しかし日本側によると、その後、中国と韓国に「盗まれた」という(Photo by PHILIP FONG/AFP via Getty Images)

改正種苗法が成立 国産優良品種の海外流出防止を強化

日本で開発された農作物の優良品種の海外流出を防ぐための改正種苗法が17日、参議院本会議で可決、成立した。海外で人気の高い国産果物などの権利保護を強化し、日本の農産物ブランドと利益を守る狙いだ。

日本の農産物の種や苗が海外へ持ち出されることによる損失は深刻化している。高級ブドウ「シャインマスカット」の海外流出による損失は、年間200億円弱に上ると試算されている。

農林水産省が2025年に実施した調査では、イチゴやかんきつ類、ブドウなど、日本で開発された約50品種が中国や韓国へ流出した可能性があるとされた。直近では、愛媛県が開発した高級かんきつ「紅プリンセス」の苗木が海外へ流出した疑いも判明しており、対策が急務となっていた。

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