2025年6月14日、カナダ歳入庁CRA国税本部ログインオタワ (sockagphoto / Shutterstock)

カナダ油田買収を支援 脱税容疑で中国系男性を指名手配

2016年の「パナマ文書」流出をきっかけに発覚した脱税事件で、中国系の男性、ウェンタオ・ヤンが中国の投資家による数億カナダドル規模のカナダ油田資産の買収を支援していたことが明らかになった。ウェンタオ・ヤンは脱税容疑に加え、複数回にわたり出廷しなかったとして、現在、カナダ全土で指名手配している。

カナダ歳入庁は、ヤンが石油取引のコンサルティング料として得た収入をめぐり、86万カナダドル以上を脱税したとしている。

7月14日、アルバータ州上級裁判所は、昨年12月にヤンに対して出していた州内の逮捕状を、カナダ全土を対象とする逮捕状に切り替えた。

▶ 続きを読む
関連記事
中国企業がエクアドルに建設した水力発電所をめぐる汚職事件で、裁判所はモレノ元大統領に懲役5年を言い渡した。同発電所では1万7千か所を超える亀裂など深刻な欠陥も見つかっている
天安門事件を目撃し、中共官製メディアの記者からキリスト教伝道師へ転身した汪勁氏の半生。軍の腐敗や臓器収奪、過酷な監視と弾圧の実態を告発し、現在はカナダで自由を語る元中共官製メディアの記者の証言
中国は、カナダと米国の貿易を巡る亀裂を戦略的に利用して両国間の対立をあおり、北米を分断しようとしていると、アジアおよび米中関係の専門家が指摘している。
米国の関税に対しカナダが報復関税と巨額支援を発表。政府が国民に国産品購入を促す一方、野党は減税による負担軽減を求めるなど、対米対抗と国内経済維持に向けた多角的な動きを報じる
米加貿易交渉の決裂背景にある、メキシコ・カナダを経由した中国製品の「大規模な積み替え貿易(関税逃れ)」の実態を論評。USMCAの優遇措置を悪用する問題点と、北米3か国が直面する現実的な選択肢を解説します