2026年7月9日、中国・福建省泉州市晋江市陳埭鎮の靴工場で発生した火災当時の様子。右側は、火の手から逃れるため屋上へ避難した従業員らで、消防隊の放水を受けている。高温のため下着姿になって避難する人の姿も見られた。(動画より)
日本向け製品も生産 火災で安全軽視の実態が露呈

中国靴工場で28人死亡 火災が暴いた驚きの実態

「中国の靴の都」と呼ばれる福建省晋江市。世界の運動靴の約5足に1足をここで生産しているという。その靴工場の一つで7月9日、大規模な火災が発生した。

火災当時、工場内には239人がいたとされる。当局は死者を28人と発表したが、「実際の犠牲者はもっと多いのではないか」との声も少なくない。工場の責任者は警察に拘束され、ネット上では消防設備や避難体制の不備に加え、消防当局の監督が形骸化していたのではないかとの批判も相次いでいる。

さらに、この工場の実態も次々と明らかになった。従業員は1千人以上いるとする一方、会社を通じて年金や医療、労災などの社会保険に加入していたのは、わずか12人だけだった。

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