今回の事件は、この問いを静かに、しかし確実に、一人ひとりの日本人の前に突きつけている。写真はイメージ図(Shutterstock)

人質外交とレアアース戦争 日本人の「本心」が覚醒する道

2026年6月、中国、大連。日本の大手電気機器メーカー「富士電機」の社員2名が中国当局に拘束された。容疑は「国家輸出入禁止貨物密輸罪」――レアアース加工製品を不正に国外へ持ち出した疑いである。

しかし、多くの日本人は、これが単なる法執行ではないことをとうに肌で感じている。

 

▶ 続きを読む
関連記事
便利さに流されがちな現代で、私たちはお金を通して何を生かし続けたいのか。人里離れた牧場でレストランを営む著者が、中央集権的な仕組みに対抗し、個人の消費選択が地域や未来を形づくる意義を問いかける論評
1992年米大統領選でブッシュを敗北させた「不況」の虚構を検証し、実態以上に選挙を動かす経済認識の危うさを指摘。現政権下の好景気や課題を踏まえ、来る中間選挙で共和党が勝つための戦略を論じる
米経済指標の好調さとは裏腹に広がる「不況認識」。主要メディアやニュースアグリゲーターの報道バイアスが人々の心理と世論をいかに誘導しているかを検証する論評
米CDCの報告システム「V-safe」に埋もれていた、無数のワクチン被害者の生々しい手記。公衆衛生を信じながら孤立と破壊に追いやられた人々の悲痛な声と、その過酷な現実に直面した筆者の苦悩を綴った論説
台北市長選で、民進党の沈伯洋氏への支持が若者や無党派層に広がっている。「洋流」と呼ばれる動きを、市政への不満、政策と対話を重視する姿勢、中国共産党による選挙介入疑惑から読み解く