2026年6月5日、豪州訪問中のニュージーランドのクリストファー・ラクソン首相(Dan Peled/Getty Images)

ニュージーランド 豪・フィジー防衛同盟への参加を検討 中共の軍事拡張をけん制

ニュージーランドのクリストファー・ラクソン首相は7月9日、オーストラリアとフィジーが締結した防衛同盟への参加を検討していると明らかにした。ラクソン氏は、すでに両国の首相と協議を始めていると認めたうえで、早期に加わることで、今後の同盟拡大の方向性にも関与できるとの考えを示した。

この「平和の海同盟」は、フィジーをオーストラリアにとって数少ない条約に基づく同盟国の一つとし、両国が「共同防衛」を約束する内容となっている。条約を締結した背景には、南太平洋で影響力を強める中国共産党(中共)を抑止するため、オーストラリアが地域の安全保障体制の立て直しを急いでいる事情がある。フィジーにとっては、史上初の正式な軍事同盟条約となる。

オーストラリアとフィジーは、軍を持つ他の太平洋諸国も同盟に参加できるとしている。長期的な狙いは、中共が南太平洋で新たな軍事拠点を確保するのを防ぐため、多国間の安全保障網を築くことにある。同条約の署名から数時間後、中共は太平洋上で、核弾頭搭載可能な長距離ミサイルの発射実験を行い、国際社会から非難を浴びた。

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