さまざまな病気に使われる一般的な薬は、腸内微生物の違いによって効果が変わることがある(shutterstock)

腸内細菌が薬の効き目を変える? 一部の処方薬で新研究

2型糖尿病、片頭痛、うつ病などの治療に使われる一群の薬は、体内で経口薬を代謝するのに関与する特定の腸内微生物の影響を受ける可能性があります。

Gタンパク質共役型受容体(GPCR、細胞の表面にあり体内の情報伝達を担うタンパク質)を標的とする薬は500種類以上あり、これはアメリカ食品医薬品局(FDA)にすでに承認されている薬全体の3分の1以上を占めます。さらに337種類の薬が現在臨床試験中です。

『ネイチャー・ケミストリー』誌に掲載された研究では、127種類のGPCR標的薬を、ヒトの腸内でよく見られる30種類の細菌株と反応させ、それらの薬がどのように代謝されるかを測定しました。その結果、12のケースで薬が別の化合物に変化しました。そのうち5種類の薬は完全に代謝されて薬の効果が低下し、3種類は完全に代謝されたものの薬の効果が高まりました。また、4種類の薬については薬の効果に変化は見られませんでした。

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