2017年3月10日、英ロンドンの英国国会議事堂前に立つリチャード1世の像(Jack Taylor/Getty Images)

英国 政治献金の抜け穴封じへ 中露イランの干渉リスクを警戒

イギリス政府は、今年3月に政治資金改革の第1弾を発表したのに続き、7月6日、外国資金による政治的影響を防ぐための追加措置を導入すると発表した。柱となるのは、海外在住を経てイギリスに帰国した個人による高額献金の制限、企業献金の資格審査の厳格化、候補者の選挙資金の透明性向上の3点である。

英住宅・地域社会・地方自治省は声明で、今回の改革案は、独立報告書「ライクロフト・レビュー」に対する政府の包括的な対応に基づくものだと説明した。資金提供を通じた外国勢力の政治介入を防ぎ、選挙の公平性と民主制度への信頼を一層守ることを目的としている。

第一に、これまで海外からの政治献金に設けていた10万ポンドの上限は、海外投票登録をしている有権者にのみ適用していた。新制度では、海外在住を経てイギリスに帰国した個人についても、少なくとも1年間は同じ上限を適用し、規制逃れを防ぐ。

▶ 続きを読む
関連記事
トランプ大統領が米韓合同軍事演習「乙支フリーダムシールド」の大幅縮小と前倒し終了を指示。王毅外相の訪韓や李在明政権の対中姿勢、北朝鮮・ロシアとの関係を専門家の分析とともに追う
米マサチューセッツ州で、中国人の男が別の中国人になりすまし、2024年米大統領選で有権者登録と投票を行ったとして起訴された。被害者夫妻名義の永住権放棄書類を偽造した疑いも持たれている
イランは、自分たちが有利な立場にあると考えている。中間選挙まで80日を切り、戦争は不人気だからである。イラン側は民主党が権力を握り、戦費を打ち切る可能性があると期待しているが、トランプ氏はイラン側にはない切り札を持っている
ベトナム政府は、海外で働くベトナム人労働者の不法残留や、悪質な仲介業者による違法な手数料徴収などへの規制を強化する。ベトナム人労働者が増加する中、日本の労働市場にも影響が及ぶ可能性も
世界保健機関(WHO)の幹部を務めるジェレミー・ファラー氏が9月末に退任へ。定年が理由とされる一方、コロナ起源説を巡る議論では、武漢の研究所流出説を否定した論文の作成に関与したことがメールで判明している。