スターリンク衛星10万基計画 規模を10倍に拡大
SpaceXの最高経営責任者(CEO)イーロン・マスク氏は、「スターリンク(Starlink)」計画を大幅に拡張し、現在軌道上で運用されている約1万基の衛星を、10万基へと増やす方針を明らかにした。
「我々は、さらに多くの衛星を軌道に投入する。およそ10万基、あるいはそれ以上になる可能性もある。これらは通信専用である」とマスク氏は述べた。さらに、6月4日にはXへの投稿でも、次世代のV3衛星を活用し、スターリンク衛星群の規模を10倍に拡大する方法について言及した。
マスク氏は、このスターリンク計画について、JPモルガン・チェースのCEOジェイミー・ダイモン(Jamie Dimon)との会談の中で説明した。この会談は、SpaceXが今後のIPO(新規株式公開)に向けて実施するロードショーの一環として行われたものである。なぜこのタイミングで上場を進めるのかについて、同氏は、同社が「顕著な成長局面」に入りつつあり、さらなる資金が必要になるためだと説明した。
関連記事
FRBの新議長によるインフレ抑制の決意と追加利上げの観測から、ドルが1年ぶりの高値を記録。日欧中銀も金利引き上げに動く中、今後の米国債への需要や為替介入の思惑を含め、2026年後半のドル相場の行方を分析する
世界最大の輸出国が人為的に安い通貨を維持するなか、西側諸国の経済はいつまで持ちこたえられるのだろうか
連邦準備制度は、インフレが2%目標を上回って推移している原因をサプライサイドの供給ショックに帰因させている。 […]
史上最大級IPO後、SpaceX株は通常取引初日も6%上昇し時価総額2兆ドル超に。成長期待が高まる一方、損失や高評価への懸念、投資判断の分かれも浮上している
イーロン・マスク氏が世界初の「1兆ドル富豪」となった。この数字の裏には、より深い経済の物語が隠されている。それは、金融市場が「長期かつ高リスクの技術的賭け」に対して莫大な価値を与えているということだ