2022年8月17日、台湾東部・花蓮空軍基地で行われた演習で、武装したF16V戦闘機の前方を確認する空軍兵士ら(Sam Yeh/AFP via Getty Images)

台湾 対艦ミサイル1800発超へ 中共の軍事的脅威に対抗

海外メディアの推計によると、台湾は中国共産党(中共)の軍事的脅威の高まりに対応するため、精密打撃能力の拡充を急いでいる。2029年初めには、対艦ミサイルの保有数を1800発以上に大幅に増やす見通しだ。

航空機、艦艇、地上発射装置から発射できるこれらの兵器は、台湾が進める「非対称戦」戦略の一環である。この戦略では、比較的安価でありながら高い打撃力を持つ兵器を大量に配備し、中共側の火力面での優位を相殺することを目指している。台湾軍関係者によると、こうした兵器には短距離ミサイルのほか、水上ドローンや空中ドローン群も含む。

このデータは、ロイターが軍事貿易データ、アメリカの輸出承認文書、関係者への取材を基にまとめたものだ。台湾が、敵の初撃を受けた後も上陸艦隊や封鎖任務にあたる艦艇を攻撃できるよう、打撃能力を維持できる部隊づくりを進めていることを示している。

▶ 続きを読む
関連記事
香港で国家安全法違反の疑いにより独立系書店が摘発され、台湾から持ち込まれた「禁書」が問題視された。一方で台湾では同書の購入が急増し、ベストセラーとなるなど対照的な動きが広がっている
台湾は海巡署向けに海上無人艇25隻と無人水中航走体2隻を調達する計画を進めている。米国企業の技術を活用し、中共による台湾周辺海域での活動拡大に対応する狙いがある
中共寄りの愛国主義的ネットユーザー「小粉紅」とみられる中国広東省の男性が、台湾への入境許可証をSNSに投稿し、中華民国国旗や名称を改ざんしたとして通報された。中華民国移民署は入境許可を取り消したという
矢板明夫氏に対する暴行事件に新事実。同じ会場には蕭美琴副総統も出席予定だった。台湾では「中共による越境弾圧が副総統にまで及ぶ可能性があった」との衝撃が広がる
香港の元区議は、台湾で起きた元産経記者の矢板明夫氏襲撃事件について、中共による越境弾圧だと非難した。容疑者は香港の犯罪組織関係者で、親北京派のネットワークから指示を受けた疑いがあると主張