経団連 2040年を見据えた国家戦略「科学技術立国戦略」 政府へ提言
一般社団法人日本経済団体連合会(経団連)は2026年5月、2040年を見据えた中長期的な国家戦略として「科学技術立国戦略」の提言書を取りまとめた。本提言は、人口減少や少子高齢化、安全保障上の脅威といった構造的課題を克服し、持続的な成長を実現するための道筋として、研究開発投資を起点とした「科学技術立国」を掲げている。
本戦略の根底には、以下の3つの基本的考え方がある。 第一に、「投資牽引型」へのマインドセットの転換である。従来のコストカット型から脱却し、成長の源泉である研究開発投資や設備投資、人的投資を国全体で積極的に行う体制への転換を目指す。 第二に、「科学技術」「産業・社会」「思想・哲学」の総合設計である。科学技術への投資だけでなく、成果を価値化する社会構造の変革や、AIなどの先端技術がもたらす人間への根源的な問いに向き合うための「思想・哲学」を総合的にデザインする必要性を説いている。 第三に、「科学研究」と「技術開発」の違いを産学官に浸透させることである。不確実性の高い科学研究と、目的志向型の技術開発とでマネジメント手法を変え、質的転換を図りつつ投資を拡大すべきだとしている。
経団連は、科学技術立国を実現するため、日本政府に対して多岐にわたる抜本的な改革を提言している。
関連記事
日本銀行は金融政策決定会合で、政策金利を1.25%に引き上げることを決めた。1.25%は1995年以来、31年ぶりの高水準となる。利上げは前回から3か月ぶりで、これまでよりもペースを速めて利上げに動いた形となった。
総務省は2026年8月の全国消費者物価指数(2025年=100)を発表した。価格変動の大きい生鮮食品を除く総合指数(コアCPI)は102.0となり、前年同月比1.7%上昇した。
サウジ東西原油パイプラインが無人機攻撃で停止。赤澤経産相は、約200日分の官民備蓄と米国・UAEからの代替調達により必要な原油量は確保できると説明した。一方、中東情勢の不透明感で価格上昇が懸念される
経産省はGX戦略地域の第1弾として18地域を認定した。データセンター集積型は9地域全てが選ばれ、AI普及で増える電力需要への対応と地域産業・雇用の創出を目指す。コンビナート再生型は川崎市のみ認定された
スコット・ベッセント米財務長官は9月8日、外国為替市場で円安を見込む取引を続ける市場参加者に対し、自身には日本政府や日本銀行の政策動向を把握できる「情報面での優位性」があると強調し、「望むなら私と反対に賭けてみろ」と警告した。