写真は2024年3月10日、中国人民政治協商会議閉幕式の際、北京大会堂入口で警備に立つ警備員(Jade Gao/AFP via Getty Images)

米制裁への対抗措置 中国共産党政府が初の禁止令 企業は板挟みに

米国が複数の中国系石油精製企業に対してイランの石油取引への関与を理由に制裁を発動したことを受け、中共は前例のない対抗措置に踏み切り、対象企業に対して米国の制裁措置への服従を禁じる命令を下した。

中共商務部は5月2日「阻断禁令(ブロッキング命令)」を発布し、制裁対象企業に対して米国の制裁措置を「承認せず、履行せず、遵守しない」よう命じた。

分析筋は、中共によるこの前例のない対抗行動が巨大な銀行部門を制裁戦争の渦中に引き込みかねず、米中両大経済圏の緊張をさらに高める恐れがあると指摘する。トランプ大統領と中共党首の習近平が今月予定している首脳会談を破談に追い込む可能性は低いとみられるが、米側の反応が事態の拡大を左右する鍵を握るとしている。

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