ルビオ米国務長官(Getty Images)

米国務長官 イランがホルムズ海峡を「経済的な核兵器」と批判

ルビオ米国務長官は4月27日、イラン政権内部の分裂状況について説明し、米国とイランが合意に達するうえでの最大の障害を明確に指摘した。また、イランがホルムズ海峡の航行を混乱させることを「経済的な核兵器」として利用していると警告した。

ルビオ米国務長官:「残念ながら、終末論的な世界観を持つ強硬派がこの国の最終的な権力を握っている」

ルビオ氏は27日に放送された米FOXニュースのインタビューで、「イランは急進的なシーア派の宗教指導者によって統治されており、それ自体がかなり大きな障害だ。さらにもう一つの障害は、イラン内部に深刻な分裂が存在していることだ」と述べた。

さらにルビオ氏は、「米国の交渉担当者は単にイランの交渉代表と交渉しているだけではない。そのイランの交渉代表もまた国内に戻り、他のイランの強硬派と協議し、どのような合意が可能なのか、何を提供できるのか、何をする意思があるのか、さらには誰と会う意思があるのかを確認しなければならない」と述べた。

ルビオ氏は、イランがホルムズ海峡の航行を妨害することで「経済的な核兵器」として利用し、世界に圧力をかけると同時に核計画の交渉を引き延ばそうとしていると警告した。

ルビオ氏:「彼らが海峡で何をしているか見てほしい。まさに良い例だ。海峡は基本的に、彼らが世界全体に対抗するために使おうとしている経済的な核兵器に相当する。彼らはそれを大々的に宣伝している。テヘランには、世界の20%から25%のエネルギー供給を握ることができると誇示する看板まで立てている。もし彼らが核兵器を手に入れたらどうなるか想像してほしい。地域全体を人質に取ることになるだろう」

ルビオ氏は、これは受け入れられないことだと強調した。

米国とイランが合意に達しなかった場合にどうなるのかと問われると、ルビオ氏は最終的にはトランプ氏の判断によるとしつつ、イランに対する制裁をさらに強化することも可能だと述べた。

ルビオ氏:「最終的には大統領が決定することになる。まず指摘しておきたいのは、現在イランに対しては異例なほど強力な制裁が科されており、圧力もまた非常に強いということだ。さらに制裁を強化する余地もあると考えている」

トランプ氏は27日、政府高官とともにシチュエーションルームで会議を開き、イランとの紛争問題について協議した。

ルビオ氏はまた、イランが以前に提案した厳格な条件付きでホルムズ海峡を再開する案について、米国および他の国々はいずれも受け入れていないとも語った。

トランプ氏はかつて、ホルムズ海峡の航行の自由を維持することを望むと述べるとともに、イランがウランを米国に引き渡すことを求め、イラン指導部が核兵器を保有することはあり得ないと強調している。

関連記事
日本と台湾は最近、政治、経済・貿易、安全保障分野の交流を引き続き深化させ、協力の範囲を半導体、人工知能から無人機技術や供給網の構築へと広げている。
一人の人間は、どこまで豊かになってよいのか。マスク氏の巨万の富をめぐる議論は、資産の額だけでは答えられない。肝要なのは、その富がどのように生み出されたかという視点だ
中東戦争によるタンカー不足で原油の海上運賃が急騰している。米国から中国への用船料は約8千万ドルに達し、SpaceXロケットの打ち上げ費用を上回った。1バレル当たりの輸送費は41ドルに上昇
グリーンランド議会が、米国、デンマークとの3者安全保障協定を審議。協定は米軍の活動拡大や北極圏の防衛強化、非NATO加盟国の軍事拠点設置制限などを盛り込む
ロシアのペスト研究所で28歳の研究員が原因不明の肺炎で死亡した。ロシア当局はペスト発生を否定したが、周辺国が検疫を強化し、中国・内モンゴルでも警戒が広がっている