中国・広東省のオフィスでパソコンを使うハッキンググループ「レッドハッカーアライアンス」のメンバー。2020年8月04日撮影(Nicolas Asfouri/AFP via Getty Images)

日米欧など 中共系ハッカーの新たな手口に警鐘 WiFi機器悪用し特定回避

米欧の複数のサイバーセキュリティ機関は4月23日、共同で安全勧告を発表し、中国共産党(中共)に関連するハッカーが家庭用Wi-Fiルーターやスマートホーム機器などを悪用し、攻撃の発信元を隠す「秘匿ネットワーク」を構築していると警告した。各国に対し、防御体制の強化を急ぐよう呼びかけている。

イギリス国家サイバーセキュリティセンター(NCSC)は、日本やアメリカ、オーストラリア、カナダ、ドイツ、オランダ、ニュージーランド、スペインなど9か国の関係機関と連携し、緊急の勧告を公表した。勧告では、中共に関連するハッカー集団の手法に大きな変化がみられると指摘している。

NCSCの作戦担当ディレクター、ポール・チチェスター氏は声明で、「近年、中国のサイバー攻撃グループは、活動の痕跡を隠し責任追及を逃れるため、こうしたネットワークの利用へと意図的に移行している」と述べた。

▶ 続きを読む
関連記事
台湾の桃園市で、台湾人を高収入の仕事で誘い、中国へ移送して臓器を摘出しようとしたとされる越境人身売買事件が摘発された。被害者3人は住宅に監禁され、港から中国へ送られる計画だったが、警察が移送前に阻止した。
サウジアラビア・エネルギー省当局者は9月11日、国営メディアに対し、「東西パイプライン」(East-West Pipeline)が攻撃を受け、当局がリヤドとメディナ地域にあるパイプラインを閉鎖したと明らかにした。この攻撃で複数人が負傷し、市場でも懸念が広がっている。
米同時多発テロから四半世紀。ロンドン、パリ、エルサレム、そして東京など世界各地で追悼式典が執り行われ、同盟諸国が当時の犠牲者を悼むとともに、国境を越えて紡がれた連帯と自由を守る誓いを新たにした軌跡を追う
中共の情報収集が、工作員中心から企業、ドローン、サイバー空間を利用する「分散型」へと広がっている。米国で相次いで明らかになった事例と、防諜当局が警戒する新たな情報網の実態を追う
北朝鮮は9月12日早朝、東部の元山付近から日本海に向けて短距離弾道ミサイル数発を発射した。日米韓による共同訓練フリーダム・エッジが終了した翌日の発射となる