2026年4月19日、北京で開催された人型ロボット・ハーフマラソンの競技開始直後、1体の人型ロボットが担架で運び出された。(Getty Images)

中国のロボット大会でトラブル多発 「先進性」強調の官製メディアも論調をトーンダウン

中国・北京市で4月19日、「2026北京亦荘(えきそう)人型ロボット・ハーフマラソン」が開幕した。人型ロボットによる同種の競技は過去2年間で3回目となる。競技中にロボットが停止し、担架で運び出す場面は常態化しつつあり、会場ではトラブル対応が前提となっている。

これまで一部の中国共産党(中共)の官製メディアは同大会を「中米技術競争の象徴」と位置づけ、「ロボット技術競争の最前線」「先進的」などと強調していたが、新華社通信の報道は今回、従来の強調姿勢から一転し、論調のトーンダウンが見られた。競技現場でのトラブルは依然続いている。

今年の大会に関する報道量は限定的で、従来のような大きな扱いを控えた。

▶ 続きを読む
関連記事
1989年6月4日の天安門事件から37年となるのを前に、「北京之春」雑誌社、中国民主団結連盟、中国民主党全国委 […]
米国がAI半導体「H200」の中国向け輸出を認めた後も、中共当局は国内企業に購入禁止を続けている。専門家は、中国側が規制の隙間を突き、先端半導体や海外の計算資源を迂回利用していると指摘。ファーウェイのチップについても、宣伝色が強いとの見方が出ている
中国共産党は6月1日、技術・データ・人材の国境をまたぐ流動を伴う対外投資への審査を強化する新規則を公表。専門家は、新規則は人・技術・資金の流出を封じることを目的としていると指摘する
中国共産党による人権侵害や越境弾圧への懸念が高まるなか、米ハワイ州で「中国共産党を終わらせよう(End CCP)」と訴える車隊が巡回活動を実施した
英国拠点のイラン反体制派メディアは、流出文書をもとに、中国企業がイラン革命防衛隊による弾道ミサイル製造用化学品の調達に関与していた可能性があると報じた