地震計と地震 イメージ画像(Shutterstock)

青森県で震度5強 岩手県で津波観測 「北海道・三陸沖後発地震注意情報」発表と各地への影響

20日午後4時53分頃、三陸沖を震源とする地震が発生し、青森県階上町で震度5強、青森県八戸市や盛岡市などで震度5弱を観測した。

気象庁は地震発生後、岩手県と北海道太平洋沿岸中部に津波警報を発表し、最大3メートルの津波が予想されていた。岩手県の久慈港では午後5時26分に津波の第1波を観測し、同5時34分には最大となる80センチの津波を観測した。その後、気象庁は北海道、青森県、岩手県に出されていた津波警報を津波注意報に切り替えた。

「北海道・三陸沖後発地震注意情報」の発表

今回の地震を受け、気象庁はより規模の大きな「後発地震」が発生する可能性が相対的に高まったとして、「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を発表した。対象地域は、北海道から千葉県までの7道県にまたがる182市町村である。

高市首相は対象地域の住民に対し、日頃からの地震への備えや避難場所・避難経路の再確認を行うよう呼びかけた。さらに、1週間程度はすぐに避難できる態勢の維持や非常持ち出し品の常時携帯といった特別な備えをしたうえで、通常の社会経済活動を継続するよう求めている。

地震による被害・影響状況

総務省消防庁のまとめ(午後6時45分現在)によると、北海道、青森県、岩手県、宮城県、福島県の5道県(計13市21町6村)において、8万2811世帯、17万1957人に避難指示が出された。人的被害としては、青森県東北町や盛岡市で転倒により2人が負傷している。

インフラや交通機関にも影響が生じた。岩手県平泉町では約200軒で一時停電が発生したが、午後7時半頃までに復旧した。なお、木原官房長官は原発への影響は確認されていないと発表している。

新幹線への影響も大きく、東北新幹線は東京―新青森駅間の全線で運転を見合わせたが、午後9時頃の全線運転再開を見込んでいる。秋田新幹線は盛岡―秋田間で運転を見合わせたほか、東海道新幹線でも東京―静岡間で停電が発生し、一時運転を見合わせる事態となった。

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