米中央軍の責任区域内での「オペレーション・エピック・フューリー」において、実射任務を行うM142高機動ロケット砲システム(HIMARS)(保安上の理由から一部加工済み)(U.S. Army Photo)

ドローン防衛の経済学 再評価すべき火砲の価値

紅海での戦いをはじめとするここ1年の紛争は、海軍が長年気づいていながら、見て見ぬふりをしてきた「冷酷な現実」を突きつけた。もはや対策を先送りにできない段階にまで、事態は追い込まれている。それは、1発100万ドルから2800万ドルもするミサイルでドローンや無人航空機(UAV)を防御することは、持続不可能な「コストの非対称性」を生んでいるという事実だ。

紅海周辺だけでも、フーシ派のドローン攻撃や安価な低性能ミサイルに対する約15ヶ月間の防衛戦で、米軍艦は約120発のSM-2、80発のSM-6、少数のESSM、そして未公表数の極めて高価なSM-3を発射した。その費用は約10億ドル(約1500億円以上)にのぼる。

各ミサイルの単価は以下の通りだ。

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