(Tatevosian Yana/Shutterstock)

空を責める前に足元の土壌を見るべきだ

最近、土壌検査でアルミニウムやカドミウムの数値が上昇しているという農家の声を、ますます耳にするようになった。彼らは、かつて経験したことのないような作物の生育不良に直面している。中には、その原因を頭上の空で散布されている(と彼らが信じている)ものと結びつけて考える者もいる。

その理由は理解できる。

空の様子は、私が子供だった頃とは違って見える。かつて飛行機雲はすぐに消えるものだったが、今は消えずに残り、広がり、頭上に停滞する霞へと変わる。それが航空交通量の増加によるものか、大気の状態の変化か、あるいは全く別の何かによるものかは、確かなことは言えない。私は証明できない主張をするつもりはない。

▶ 続きを読む
関連記事
中国が進める「軍民融合」の実態を解説。商船をミサイル艦へ転換する「中大79」や、戦車を輸送する大型フェリー、さらに「海上民兵」という民間を装う準軍事組織の脅威など、偽装される海上戦略の深層に迫る
IMFが中国経済の危機を分析。共産主義の統制が壁となり、国民の消費が進まない歪んだ構造を指摘しています。なぜハイテク投資ばかりで生活が楽にならないのか? 中国が抱える「イデオロギーと経済」の矛盾を解説
ホルムズ海峡の混乱により、世界の注目は紅海の入り口「バブ・エル・マンデブ海峡」へ。ジブチで隣接する米中両軍の基地を比較し、輸送ルートの支配権を巡る現状を解説。米国の圧倒的優位と中国の弱点を解き明かす
米国の軍事行動によりイランが経済的・軍事的に窮地に立つ今、中東から中国・ロシアに至る世界の勢力均衡が変化している。同盟国欧州の非協力的態度を批判しつつ、トランプ政権による戦略的勝利の兆しを論じる
中東は「敵か味方か」だけでは語れない、複雑な利害が絡む場所。2026年、米国が仕掛けた「二重封鎖」という新戦略が、イランや中国の計算をどう狂わせるのか。平和を揺るがす「急所」の正体を分かりやすく解説