米軍が太平洋を含む各地の海域で、イラン支援の疑いがある船舶の取り締まりを進めている(米中央軍司令部X)

米軍の対イラン封鎖が拡大 焦点は中国の武器供与阻止

4月16日、米海軍はイランに対する封鎖対象を拡大した。対象は、イランの港に寄港する船舶だけでなく、現在アメリカの制裁対象となっている船舶や、禁制品を運んでいる疑いのある船舶にも広がった。ヘグセス国防長官はまた、北京がイランに武器を供与しないと約束したと改めて明らかにした。

16日、米国防総省はイラン情勢に関する記者会見を開いた。統合参謀本部議長のケイン大将は、米軍がイランを支援する「影の船団」の船舶を「積極的に追跡する」と述べた。これらの船舶がペルシャ湾以外の海域を航行している場合でも対象になるとした。

ケイン氏は、米軍が太平洋を含む各地の海域でも同様の作戦を展開し、イラン支援の疑いがある船舶の取り締まりを進めていると述べた。

▶ 続きを読む
関連記事
イランが戦闘再開に備えてミサイル備蓄を再建し、米国系ハイテクインフラへの攻撃を警告している。海上封鎖や経済難を背景に先制攻撃の懸念が高まる中、イスラエルも警戒態勢を強化。緊迫化する中東情勢を報じる
サウジアラビアの首都リヤドの国際空港でテロ攻撃が発生し、12人が死亡、300人以上が負傷した。サウジ主導の連合軍はイエメンのフーシ派による犯行とみて非難し、米トランプ大統領も強く糾弾している
トランプ米大統領は国連総会で演説し、イランに対し核放棄の「合意」か軍事的な「壊滅」かの二者択一を迫った。過去の軍事作戦の成果を強調しつつ、中間選挙後の合意成立を見込み、完全な経済的孤立への協調を呼びかけた
紅海情勢の緊迫を受け、サウジアラビアが中国共産党に協力を要請。中国はイランにフーシ派への影響力行使を求めたが、イラン側は応じなかったとされる。迎撃ミサイル不足や中東のエネルギー輸送への影響も浮上している
米中間選挙を控える中、イラン情勢の激変が米政治に与える影響を分析。経済的困窮やクルド勢力の蜂起がもたらす体制危機の現実と、イラン側の思惑のズレを暴き、中東の激変が米国の外交・選挙力学を一変させる可能性を鋭く突く