令和8年4月16日、高市総理は、総理大臣官邸で第4回中東情勢に関する関係閣僚会議に出席した(出典:首相官邸ウェブサイト)

アジアの供給網防衛へ 高市首相が新枠組み「パワー・アジア」 中国の資源独占に対抗

中東情勢の緊迫化と中国による資源の囲い込みリスク

現在、イランを巡る情勢悪化などにより、世界のエネルギー供給に深刻な不安が広がっている。とりわけアジア地域はホルムズ海峡からの資源供給への依存度が高く、供給網の寸断リスクに直面している状態だ。 さらにこの危機に拍車をかけているのが、特定国による資源の独占である。米国のベッセント財務長官は14日、中国共産党がイラン戦争期間中に国際エネルギー機関(IEA)加盟32か国分に相当する膨大な石油を備蓄し、一部商品の輸出を制限したと指摘した。他国を石油不足に陥れるこのような振る舞いは「信頼できない国際的パートナーの行動」として米政府から強く非難されており、アジア地域におけるエネルギー供給リスクを一段と高めている。

日本国民の命と経済を脅かす医療物資等の供給寸断

▶ 続きを読む
関連記事
高市内閣が骨太方針2026原案を公表。「責任ある積極財政」への転換を掲げ、2040年度のGDP1,100兆円目標やシーリングなしの投資枠創設など、日本再興に向けた野心的な具体策の議論が進んでいる
高市総理主導の第6回日本成長戦略会議が開催された。目玉施策『「強く豊かな日本」投資枠』を創設し、緊縮財政を脱却。戦略分野へ官民で370兆円の投資を狙い、投資と賃上げの好循環を加速させる
高市総理はインドを訪問し、経済安保や投資連携の強化を協議する。モディ首相との会談や経済フォーラムを通じ、戦略的利益を共有。中国の威圧を念頭に「自由で開かれたインド太平洋」の実現を目指す
高市総理は29日、対日外国投資委員会の初会合に出席。省庁横断で海外資本による対日投資の安全保障上のリスクを精査し、重要技術の流出を防ぐ体制を構築する。健全な投資を促しつつ、安保上の脅威には厳格に対応する「メリハリ」ある方針を強調した
高市首相が仏紙『ル・フィガロ』に寄稿。G7エヴィアン・サミットに際し、中東情勢を受けたエネルギー安保対策や、AI時代に対応する新FOIPでの日仏連携、宇宙等の産業協力を強化する決意を示した