日立 水電解設備の設置制約に突破口 グリーン水素普及へ弾み
日立製作所が、水を電気分解して水素を製造する水電解システム向けに、10キロボルト級の高電圧に対応可能な「絶縁配管技術」を世界で初めて開発し、実証機による耐電圧試験に成功した。水素社会の普及に向け、ボトルネックとなっていた設置スペースの制約を緩和する技術として注目される。
水素は、利用時に二酸化炭素を排出しない次世代エネルギーとして期待されており、特に鉄鋼や化学など、電化が難しい産業分野の脱炭素化に欠かせないとされる。一方、水素を製造する水電解システムの普及には、巨大な設置スペースが必要になるという課題があった。
従来は、送電網から送られてくる高電圧をシステムで使用するため、電圧を低く変換する変圧器を多数設置する必要があった。このため、都市部の狭い土地や、設備が建ち並ぶ既設プラントの空きスペースでは、システムの設置が難しい状況にあった。
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