イメージ画像。建設中の住宅ビルの様子。2024年3月15日、中国浙江省杭州市。(STR/AFP via Getty Images)
売れない街と職を失う人々

中国不動産は回復?  官製報道と現場の深刻な落差

中国の不動産市場に「回復の兆し」とする報道が相次いでいる。しかし本紙の取材で見えてきたのは、業界の崩壊と失業の拡大が進む現場の実態だ。

4月上旬、中国の官製メディアが足並みをそろえるように同様の報道を展開した。中央ラジオ系や経済メディアなどが相次いで、不動産市場に持ち直しの兆しがあると伝え、北京や上海、広州、深圳などで「小さな回復局面」が見られると強調した。

だが、その実態は限定的だ。取引の中心は、大幅に値下がりし「かなりお得になった」中古住宅だ。つまり、市場が回復したというより、大幅な値下げによってようやく動いているにすぎない。

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