2026年3月11日、ホワイトハウスを出発し、メリーランド州のアンドルーズ統合基地へと向かうトランプ大統領(Madalina Kilroy/大紀元ホワイトハウス特派員)

トランプ氏「協議がまとまらなければイランを徹底攻撃」 強硬姿勢鮮明

米イラン協議を控え、トランプ大統領は強い警告を発した。米軍はすでに再び攻撃できる態勢を整えており、協議が決裂すれば直ちに対イラン攻撃を再開するという。アメリカ側の主要な協議項目には、イランによる濃縮ウラン在庫の引き渡しと、ホルムズ海峡の通航正常化が含まれている。一方、イラン側は、資産凍結の解除とレバノンへの攻撃停止を事前条件として求めており、双方の隔たりは小さくない。協議の先行きはなお不透明だ。

4月10日、ヴァンス副大統領は戦闘終結に向けた協議に出席するため、パキスタンに向けて出発した。

ヴァンス氏は「イラン側が誠意を持って協議するのであれば、われわれは喜んで手を 差し伸べ る。もし我々を翻弄するなら、それを受け入れないだろう」と述べた。

こうした発言からは、米側が協議に一定の期待を示しつつも、強い警戒感を維持していることがうかがえる。

トランプ大統領も10日、「世界史上最強の軍事再編だ!!!」と投稿し、イランを強くけん制した。同日付のニューヨーク・ポストのインタビューでは、アメリカ艦艇は最新鋭の弾薬や兵器を再搭載しており、和平協議が決裂すれば、米軍は直ちにイランへの攻撃を再開すると述べた。

トランプ氏は、協議の行方はおよそ24時間以内に見えてくるとの見方も示した。

また、「イラン側は、国際水路を利用した短期的な脅し以外、もはや切れるカードがないことを理解していないようだ。彼らが今なお生き残っている唯一の理由は、協議のためだ」と主張した。

関係者の間では、地下深くに保管された約1千ポンドの濃縮ウランの扱いと、ホルムズ海峡の再開放が、今回の米イラン協議の最大の焦点になるとみられている。

今回の協議には、ヴァンス氏のほか、ウィトコフ中東担当特使やクシュナー氏も参加する見通しだ。パキスタン政府は10日、イラン代表団がパキスタンの首都イスラマバードに到着したと明かした。

消息筋によると、両国の先遣隊はすでに、代表団が滞在するイスラマバードのセレナ・ホテルに到着した。一部では、イラン側がパキスタンでの協議参加を否定しているとの報道も出ている。

イラン・イスラム諮問議会議長ガリバフ氏は10日、Xに強い調子の投稿を行い、レバノンでの停戦と、凍結したイラン資産の解除は、和平プロセスを継続するための前提条件だと主張した。これらが満たされなければ協議は始まらないとしている。この発言で、戦闘終結に向けた協議にはさらに不透明感が強まった。

また、インドメディアは、イラン空軍が米・イスラエル連合軍の攻撃で大きな打撃を受けたことを受け、パキスタンが多数の軍用機を展開し、イラン上空とペルシャ湾に空の安全回廊を設け、イラン代表団の移動を支援していると報じている。

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