馬興瑞が失脚 ロケット軍整粛の波が政治局に波及か
中国共産党の公式メディア新華社は3日、政治局委員の馬興瑞が重大な規律違反および違法行為の疑いで調査を受けていると発表した。これにより同氏は事実上、失脚したと見られる。
馬興瑞は習近平党首の側近とみられ、広東省および新疆ウイグル自治区のトップを歴任した。本期の共産党指導部において、失脚した政治局委員はこれで3人目となる。分析では、本件は航空宇宙系統の整粛および派閥間の権力闘争に関係し、さらに現職の政治局常務委員にまで波及する可能性があると指摘している。中共政府の指導部内部の混乱は拡大を続け、政局は文化大革命以降で最も不安定な局面にあるとされる。
馬興瑞の失脚をめぐるうわさは、すでに約半年にわたり流布していた。馬興瑞が最後に公の場に姿を見せたのは2025年10月の第4回中央委員会全体会議であり、その後は消息を絶っていた。正式発表までに約半年を要したことは、中南海(中共の権力中枢)内部で激しい権力闘争が行われているとの見方を一層強めている。
関連記事
米国防総省は調達制度を刷新し、低コスト・大量生産のドローン戦略へ転換。「ガントレット」試験により企業を実戦環境で即時選抜し、迅速配備と技術更新を実現する。
ウクライナ軍のドローン主導戦術が、ロシアの大規模装甲攻勢を撃退。低コスト兵器が高価な戦車を無力化し、戦場の構造と戦術を根本から変えつつある
パナソニック創業者・松下幸之助が掲げた「水道哲学」と儒教の「仁」の思想の響き合いを描いた一文。モノづくりを通じて人々の生活を支え、社員の人格を育んだ希代の経営者の哲学と、その真意に迫る
中国による南太平洋への弾道ミサイル発射と米豪への影響、それに応じたインドの軍事・外交的対抗策、そしてトランプ政権下での米国の孤立主義回帰による「インド太平洋戦略」の変容と今後の国際情勢を解説する
UNRWAの浸透問題と対イスラエル偏重の決議、過去の不祥事が示す国連の構造的な不信。責任はなぜ上層部に届かないのか