原料安と需要低迷で業界全体が苦境
中国高級牛乳も値下げ競争か 2割引で市場混乱
中国の牛乳市場で、値下げ競争が一段と激しくなっている。これまで高級品とされてきた商品も値下げに踏み切った。
中国メディアの報道によると、「特侖蘇」、「伊利金典」といった高級ブランドの牛乳は従来49.9元(約1150円)前後だったが、現在は39.9元(約920円)程度まで下がり、約2割の値引きとなっている。
背景には原料価格の下落がある。2026年3月時点で、生乳は1キロ約3.03元(約70円)と、ピーク時より3割以上下落した。生産コストを下回る水準となり、業界の8割以上が赤字とされる。原料生産大手の「現代牧業」も、2025年に約11億2900万元(約260億円)の赤字を計上した。
関連記事
中国の映像業界でAI制作が急拡大し、ショートドラマ俳優の仕事が激減。帰郷して農業や野菜販売に従事する例が相次ぐ。制作コストの差と需要減が、業界に深刻な失業をもたらしている。
中共が政府公認のカトリック教会への統制を強めている。各地の教会では政治学習や「宗教の中国化」が求められ、教徒からは監視強化や地下教会への圧力を懸念する声が上がっている
小売はマイナス、自動車販売は16%減、不動産投資は16.2%減――。中国経済の悪化が止まらない。米中経済安全保障調査委員会は、中共が掲げる今年の成長目標「4.5~5%」も未達に終わる可能性が高いと分析している。
中共国家安全部の元高官が、外務省内の規律検査の要職に就いた。外交部門と国家安全部門の人事交流が進む中、中共の外交と情報機関の境界が曖昧になっている
中国ドラマ界で芸名廃止。本名表記と画数順ルールを導入し、本来は上位だった主演女優の名前が後ろになる事態も