(Shutterstock)

富士通と阪大 量子計算の実用化前倒し 新技術で材料開発に道

富士通と大阪大学は2026年3月25日、量子コンピュータの実用化時期を前倒しし得る新技術を発表した。創薬や新素材開発に不可欠な複雑な分子のエネルギー計算を、従来より大幅に短時間で実行可能にするもので、量子計算の応用範囲拡大につながるとみられる。

量子コンピュータは、「0」か「1」で情報を処理する従来のコンピュータと異なり、「0と1の重ね合わせ」という量子状態を利用することで、多数の計算を同時並行的に処理できる特性を持つ。このため、従来のスーパーコンピュータでは処理が困難な問題の解決手段として期待されてきた。

一方で、量子計算はエラーが発生しやすく、実用化には誤り訂正を可能にする大規模な量子ビットが必要とされてきた。一般にその規模は100万量子ビット級とされ、実現は長期的課題と位置付けられていた。富士通が目指す1万量子ビット級の装置では、本格的な誤り訂正が困難であり、複雑な化学計算への応用は難しいと見られていた。

▶ 続きを読む
関連記事
第49回「ひろしまフラワーフェスティバル」が5月3日、広島市の平和記念公園および平和大通り一帯で開幕した。風や雨に負けず、会場周辺には多くの観客が詰めかける中、法輪功チームも登場し、注目を集めた
イランをめぐる戦争の影響で石油関連製品の輸送が滞り、アジア各国でプラスチック不足への懸念が広がっている。日本石油化学工業協会が最近発表したデータによると、国内のエチレン設備の稼働率は68.6%まで低下し、過去最低を記録
スペインで撮影された、イベリアオオヤマネコがネズミをもてあそぶ一瞬の写真が、今年の野生動物写真コンテストで注目を集め、一般投票賞に選ばれた。威厳と愛らしさ、そして野生の緊張感が同居する一枚として、多くの支持を集めた
2026年5月5日、米国神韻芸術団は、福岡市民ホールで2公演を行った。観客は、中国古典舞踊と最新技術が融合した「視覚の饗宴」に心を震わせ、満席の劇場は万雷の拍手と歓声に包まれた
フィギュアスケートのペア「りくりゅう」こと三浦璃来、木原龍一組が28日、記者会見を開き、現役引退を正式に発表した。会見で木原選手は言葉を詰まらせ、涙を流した。隣にいた三浦選手が、そっと手を差し伸べて慰めた