2026年3月1日、イラン海軍の艦艇がホルムズ海峡を航行する(サハル・アル・アッタール/AFP/gettyimages)

イラン 非敵対船舶はホルムズ海峡を通航可能

3月24日、イランは国連安全保障理事会(UNSC)および国際海事機関(IMO)に対し正式に口上書を提出し「非敵対船舶」がイラン当局との調整のもとでホルムズ海峡の通航を許可されると表明した。これに先立ち、イランはエネルギー輸送にとって極めて重要なこの国際水路を封鎖すると脅迫し、世界経済を動揺させていた。

ロイター通信、フィナンシャル・タイムズなどの報道によると、イランは国際機関に対し書簡を送付し「非敵対船舶」は「イラン当局との調整」のもとでホルムズ海峡を通航できると述べた。

イランは「非敵対船舶は、他国に属する、または他国と関連するものを含め、イランに対する侵略行為に参加・支援せず、公布された安全監督規定を完全に遵守する限り、イラン所管当局との調整のもとで、安全にホルムズ海峡を通過することができる」と指摘した。

▶ 続きを読む
関連記事
停戦合意を受け、ホルムズ海峡の通航が再開。原油価格は衝突前の水準に戻り、天然ガス市場も第3四半期以降に安定へ向かう見通しだ
ホルムズ海峡は通航可能とされながら、船底に付着した海洋生物の影響で大型タンカー約600隻が航行不能に。清掃には多大な時間と費用がかかり、正常化の遅れが懸念されている
米国とイランの交渉進展を受け、ホルムズ海峡をめぐる緊張が一時緩和し、国際原油価格は下落した。米専門家が、価格上昇の背景には供給不足ではなく物流不安と市場心理があったと分析
トランプ氏は、イランがホルムズ海峡を封鎖すれば壊滅的な攻撃を加えると警告し、米国による海峡管理にも言及
ホルムズ海峡の主航路は約80個の機雷により実質閉鎖。約600隻が滞留し、代替ルートも高リスク。年内の正常化は困難とされ、世界の海運とエネルギー輸送に深刻な影響が続く見通し