沖縄米軍基地移設により、名護市辺野古の埋め立て工事が行われている。工事に抗議する人々がカヌーに乗り、抗議現場に接近する。海上保安庁のゴムボートが巡視する(JIJI PRESS/AFP via Getty Images)

辺野古沖の転覆死亡事故 海保が運航団体の事務所を家宅捜索

沖縄県名護市辺野古沖で発生したボート転覆事故を受け、第11管区海上保安本部は220日、船を運航していた市民団体「ヘリ基地反対協議会」の事務所などに対し、業務上過失致死傷などの疑いで家宅捜索に入った。

事故は3月16日午前10時10分頃、辺野古沖のリーフ付近にある浅瀬で発生した。沈没したのは定員13人の「平和丸」と定員10人の「不屈」の2隻である。この事故により、研修旅行中だった京都府の同志社国際高校の女子生徒(17)と、「不屈」の船長(71)の計2名が死亡したほか、高校生ら14名が負傷した。当時、現場海域には波浪注意報が発令されており、海上保安庁の巡視船がメガホンで注意喚起を行っている最中の惨事であった。

海上保安庁は今後、押収した資料の分析を進めるとともに、団体の関係者から任意で事情を聴取し、事故の全容解明を急ぐ方針である。あわせて、安全管理を委ねていた学校側の監督責任についても注目が集まっている。

▶ 続きを読む
関連記事
無許可の海外臓器移植あっせん事件が浮き彫りにしたのは、提供者の人権侵害、国際犯罪との接点、帰国後医療の危険、国内で平均15年待つ移植体制の壁だった。取り締まりと同時に、患者が適正な移植を受けられる制度改革が問われている。
7月23日は東日本と西日本で危険な暑さとなり、三重県桑名市で40.4℃、静岡県佐久間で40.3℃を観測。東京都心も36℃を超えている
福岡県うきは市の梨農園で、収穫を数日後に控えた贈答用「幸水」約5千個が盗まれた。2年連続の盗難被害となり生産者の佐々木さんは栽培の断念を訴えた。統計上も年間2千件と高止まりしている日本の農作物の窃盗は止められないのか
電子カルテは義務ではない……厚労相はそう明言した。しかし診療報酬と情報連携を通じ、現場には実質的な導入圧力がかかる。理想と地域医療の現実の乖離が浮き彫りになった
中国の地質学者が、地質調査でデータ改ざんを迫られたと告発した。大学教授らも、評価や資金獲得のため就職率や研究成果の捏造が行われていると証言している