台湾総統直接選挙30年 頼総統「独裁への逆戻り許さず」 民主主義と国家安全の強化を訴え
台湾の頼清徳総統は14日、台北で開かれた「台湾総統直接選挙30周年と民主的レジリエンス研討会」に出席し、台湾の民主化の歴史的意義と国家安全保障の課題について演説した。頼総統は、台湾の民主主義は長年の犠牲と努力によって築かれたものであり、「決して専制独裁の道に逆戻りしてはならない」と強調した。
頼総統は、1996年に初めて実施された総統直接選挙について、台湾政治の転換点となった出来事だと指摘した。その意義として、第一に国民が国家の主人として自らの指導者を選ぶ「主権在民」の確立、第二に専制政治から脱却し民主政治の正当性を確立したこと、第三に、名称が中華民国、中華民国台湾、あるいは台湾のいずれであっても、憲法増修条文に基づき、台湾は既に新しい生命を備えた主権独立国家であることを世界に示した点を挙げた。また、1999年の『台湾前途決議文』の主張通り、中華人民共和国と互いに隷属しないという立場を改めて明確にした。
また、台湾の民主化は自然に得られたものではなく、多くの先人の犠牲と努力によって勝ち取られたものだと強調した。歴史を振り返り、台湾は長い間、統治者から拠点や踏み台として扱われてきた「台湾人の悲哀」を経験してきたと指摘した。
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