ホルムズ海峡では、石油タンカーがイランとの衝突による脅威に引き続き直面している(新唐人テレビのスクリーンショット)

国際原油価格が下落 ホルムズ海峡の情勢に注目集まる

中東の戦闘は激化を続け、国際原油価格は最近急騰していた。しかし、ドナルド・トランプ米大統領が中東戦争は近く終結する可能性があるとの見通しを示し、各国が戦略石油備蓄の活用を検討していることから、市場心理は改善し始めている。

原油価格は9日(月)、一時1バレル当たり約120ドルまで上昇し、3年以上ぶりの高値を記録した。しかし10日(火)には、米国産原油価格が16%以上急落して1バレル77ドル未満となり、ブレント原油も17%下落して1バレル80ドルを割り込んだ。

同時に、サウジアラビアの国営石油会社サウジ・アラムコは、タンカーがホルムズ海峡を避けて航行しており、現在は1日当たり約700万バレルの石油を輸送していると明らかにした。

▶ 続きを読む
関連記事
姿を見せないイラン最高指導者モジタバ。生死不明の傀儡を擁立し、誰も異論を唱えられない異様な状況を作り出すことで自らの絶対的権力を誇示する革命防衛隊バヒディ総司令官――独裁体制が抱える暗部に迫る
米国の経済的追放作戦の影響が表面化ている。イランが約7週間にわたり、ホルムズ海峡を通じた大規模な原油輸出を行っていないと報じられた。イラン大統領は9月1日、改めて停戦の意思を示した
米国がイランへの制裁を強化する中、通貨リアルが過去最安値を更新。テヘランではガソリンスタンドに長蛇の列ができ、物価高や買いだめ、労働者の抗議も広がっている
米政権が発表した対イラン包括制裁「経済版Dデー」の実効性を検証。多国間協調の欠如や中国の抜け穴、米財政悪化のリスクを挙げ、過去半世紀の歴史から単独制裁の限界と世界経済への影響を分析した論評
米国のベッセント財務長官は「経済的孤立作戦」を開始し、イランの資金網を徹底的に遮断する方針を表明した。デジタル資産や金、航空、海運などへの制裁も拡大。イラン通貨リヤルは過去最安値を更新した