イランが後継者選出 攻撃拡大と威嚇 トランプ氏「交渉しない」
アメリカとイスラエルによるイランへの軍事行動は9日目に入った。3月8日未明、イスラエルはテヘラン近郊の燃料貯蔵施設を空爆した。一方、イランのドローンは湾岸諸国への攻撃を続けている。トランプ大統領は、イランの残る指導部とは交渉しない考えを示した。
サウジアラビア、クウェート、アラブ首長国連邦、バーレーンの各政府は、7日から8日未明にかけてイランのドローン攻撃を受けたと発表した。クウェートでは政府庁舎の一棟で火災が発生し、警察官2人が死亡した。バーレーンでは海水淡水化施設が被害を受けた。
イランのペゼシュキアン大統領は、7日に湾岸諸国に示した謝意を事実上撤回する姿勢を見せ、中東地域におけるアメリカ関連目標への攻撃を強化すると威嚇した。
一部の情報によると、イランでは早ければ8日にもハメネイ最高指導者の後継者が選出される可能性があり、最有力候補としてハメネイ師の息子モジタバの名前が挙がっている。
イスラエルのネタニヤフ首相は、イラン政権を揺るがし体制の変化を促すまで、イラン指導部への攻撃を続ける考えを示した。
また、米中央軍は声明で「もしアメリカ人を殺害するか、世界のどこであれアメリカ人を脅かすなら、我々は謝罪もためらいもなく追跡し、必ず排除する」と警告した。
トランプ氏は7日、エアフォースワン機内で、「我々は交渉において多くのカードを握っている。おそらくこれまでで最大のカードだ。しかし、我々は和解を求めてはいない。彼らは和解を望んでいる。我々は求めていない」と述べた。
トランプ氏はまた、衝突が終結すれば原油価格の上昇やアメリカ国民の安全に関する問題も改善すると約束した。
関連記事
トランプ大統領はイランとの停戦は事実上崩壊したとし、「関わるのは時間の無駄」と強調。商船攻撃や空爆応酬で緊張が再燃し、米は制裁強化と軍事対応を進めている
米軍はイランへの追加空爆を開始。各地で爆発音が報じられ、トランプ大統領はさらなる攻撃も示唆。ホルムズ海峡の安全確保を巡り、両国の軍事的緊張が一段と高まっている
トランプ大統領は、自身がイランの暗殺リスト最上位にあると発言。米イラン緊張が高まる中、軍事衝突や報復の応酬、全面戦争の可能性にも言及した
ホルムズ海峡付近でのタンカー攻撃を受けた措置、米財務省は7月7日、イランによる石油・石油化学製品の販売を認めていた制裁免除を撤回した
Foxニュースによると、中東各国は、米国とイランの最新の協議について、慎重ながらも楽観的に受け止めている。一定期間、緊張緩和につながる可能性があるとの見方が出ている