小泉防衛相が示す防衛力変革の方向性と3つの柱 第5回防衛力変革推進本部開催
3月4日、小泉防衛大臣の下、第5回「防衛力変革推進本部」が開催された。今回の議題は「防衛力の変革の方向性」であり、ウクライナで見られる新たな戦い方の教訓を踏まえつつ、海洋国家としての日本独自の新しい戦術や戦略をいかに実現するかが議論された。
会議では、日本を防衛し国民の命を守り抜くために不可欠な要素として、以下の3つの重要ポイントが提示された。
東西南北約3000キロに及ぶ日本の広大な領域を守り抜くためには、侵攻してくる敵艦艇や航空機を可能な限り遠方で阻止・排除することが不可欠である。特に人口減少が課題となる我が国において、自衛隊員の命を守り人的被害を局限化することは至上命題であり、「侵攻への対処は敵の脅威の外から行う」ことが基本となる。この能力は無人アセットと並んで極めて重要な位置を占めており、速やかな体制整備に向けて今月中には最初の部隊配備が行われる予定である。
関連記事
8月15~20日にかけ、ロシア艦艇が宗谷・対馬海峡を航行し、中国軍機は東シナ海で飛行。北朝鮮も弾道ミサイルを発射した。日本周辺の複数海空域で緊張が続く
日豪両防衛相は、長射程ミサイルの発射試験で協力する方針を確認した。国内で十分な試験空間を確保しにくい日本は、豪州の広大な試験場を活用し、反撃能力の実効性向上を目指す
8月18日午後0時55分ごろ、那覇空港で、航空自衛隊那覇基地所属のF15戦闘機がB滑走路に着陸した後、滑走路上で動けなくなるトラブルが発生した。この影響で、同空港の海側にあるB滑走路が閉鎖された。
8月15日、日本は81回目の終戦の日を迎える。その2日前の13日、ロシアのプーチン大統領が北方領土の択捉島を訪れたという。なぜ今、プーチン大統領は択捉島を訪問したのだろうか
中露艦隊による「日本一周」航行の直後、ロシアと中国の情報収集機が連日、日本周辺を飛行した。領空・領海の侵犯は避けつつ、海空両面から圧力をかけるグレーゾーン行動が続いている。