2010年3月11日、北京の人民大会堂で開催された全国人民代表大会全体会議を前に、スタッフが会議テーブル上の資料を整理している(LIU JIN/AFP via Getty Images)

2か月で40人超の中国共産党高官が失脚 摘発頻度は前例なし

中国共産党の官界では腐敗が取り締まられる一方で腐敗問題が続発し、内部粛清が一段と激化している。今年最初の2か月間で、40人以上の中国共産党高官が摘発された。事情通は、こうした摘発の頻度について「これまで見たことがない」と述べている。

中国共産党紀検当局に近い葉氏は27日、大紀元に対し、今年1月と2月にすでに7人の部級指導者が調査対象となり、およそ30人の副部級以下の官員が調査を受け、さらに9人の軍の将官が摘発されたと明らかにした。葉氏は「このような摘発頻度は、これまで見たことがない」と述べ、現在は高官の摘発がほぼ一巡し、20年前まで遡って再調査を進め、県処級や科級官員、国有企業や事業単位の幹部、病院長や主任医師にまで調査が及んでいると説明した。

葉氏は、今回の粛清は従来の「点状的な反腐敗」とは明らかに異なり、体系的な遡及調査の段階に入ったとの見方を示した。調査対象は部級高官から基層の科級官員へ、さらに事業単位や専門分野の体系へと拡大し、下層へと段階的に圧力が強まる様相を呈していると指摘した。

▶ 続きを読む
関連記事
中共当局による懸賞付き指名手配を受けた台湾のインフルエンサー八炯氏が、海外の中共領事館で出頭を試みたものの受け付けられず、その様子を収めた動画が注目を集めている
江沢民派のフィクサー、曽慶紅。豪邸購入や国有資産横領にまみれた一族の腐敗から、南アフリカでの暗殺未遂、臓器収奪への関与まで、その権力掌握の足跡と法輪功迫害に加担した「血債派」の闇の真相に迫る
中国共産党(中共)の「両会」は12日に閉幕し、すでに10日が経過したが、中共の党首習近平は、例年通り3月中旬に北京を離れて視察を行うことがなかった。これがメディアの注目を集めている。
かつての「世界の工場」中国・東莞の変貌を通じ、深刻化する経済減速の実態に迫る
イランのホルムズ海峡封鎖を受け、中国共産党は「中国船は安全」と宣伝してきたが、大手海運・中遠海運(COSCO)がペルシャ湾での8隻足止めを認めた。当局の虚偽宣伝と過酷な現実の乖離を、ネット上の皮肉と共に報じる