ドキュメンタリー作品『国家の臓器』は中国共産党政権による組織的な生体臓器摘出と闇の産業チェーンを暴いている(主催者提供)

中国共産党の認知戦を見抜け 台湾で映画「国家の臓器」パレード

中国共産党(中共)による闇の臓器ビジネスの実態を暴いたカナダのドキュメンタリー映画「国家の臓器(State Organs)」のパレードが2月27日、台北の西門町で開催された。人権に関する重要な記念日に際し、赤い勢力による越境弾圧という人権の災厄が今なお続いていることを台湾市民に想起させた。会場では多くの市民が旗を振り、行進の列に加わった。主催者は、中共がSNSを通じて認知戦を仕掛ける中、この映画は台湾の人々への警鐘であると考えている。

記者 曾馨旻:「台湾の228和平紀念日の連休中、映画『国家の臓器』のパレードが開催された。中共が認知戦を強める中、台湾がより団結し、共に真実を広めることが期待されている」

パレード参加者:「(中共は)すでに台湾に浸透している。だからこそ、このパレードに参加しなければならないと思った。これを見て初めて、多くの情報が誤りであったこと、自分たちが(中共に)欺かれていたことに気づいた」

パレード参加者:「想像も絶するような恐ろしいことが起きている。若者たちもこの点に注意を払うべきだ。これは単なる陰謀論ではなく、本当に起きていることなのだから」

パレード参加者:「スターでさえ中共の統治下でこのような迫害を受けるのであれば、一般市民は言うまでもない。自身の安全を守ることすら到底できない」

先日、米国のテック企業OpenAIが調査報告を発表し、中国共産党が偽アカウントやAIを利用して世論操作を強力に行っていると指摘した。その内容は台湾に関連するものも含まれている。中国共産党の認知戦への防御について、元軍事検察官の李正雄氏は、この映画が台湾にとっての警鐘になるとの見解を示した。

元軍事検察官 李正雄氏:「(中国の)グルメなど、あらゆる素晴らしいものを若者に吹き込み続けている。それにより、若者は知らず知らずのうちに、その背後で(中共が)自国民を虐殺するという、極めて卑劣で汚らわしい人権侵害を行っている事実を看過してしまうのだ」

雄獅影視(映画配給)責任者 管建忠氏:「我々が直面しているのは、より大きな人権の災厄、すなわち赤い勢力による越境弾圧だ。人々に真実の中国を、フィルターを通さない姿で見てもらいたい。だからこそ映画『国家の臓器』という形を通じて、より多くの人に真実を知らせる必要がある」

「国家の臓器」は台湾で約20ヶ月にわたり上映されているが、その間に上映禁止を求める脅迫や恐喝を150回以上受けてきた。主催者は、今後も映画の上映を推進し続けるとしており、これは「沈黙してはならない市民運動」であると強調した。

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