2025年4月10日、北京のウォルマート・スーパーマーケットで販売されたボトル入りのコカ・コーラとペプシの飲料 (Photo by Pedro PARDO / AFP)

中国共産党が高糖分飲料へ課税検討か

経済の低迷が続く中、財政難を解決するため、中国共産党はあらゆる手段を講じて増税の道を模索している。海外メディアの報道によると、当局は「国民の健康」を名目に高糖分飲料への課税を検討しており、論争を呼んでいる。

2月26日付の英フィナンシャル・タイムズ(FT)は、関係者の話として、全国人民代表大会(全人代)と全国政治協商会議(政協)の「両会」開催を控え、北京当局が財政赤字の緩和と公衆衛生上の課題への対応を目的とした、全国的な含糖飲料税の導入を検討していると報じた。この提案は糖分含有量の高い飲料を対象とし、現行の消費税体系に組み込む可能性があるという。

中国財政科学研究院の楊志勇院長は、この提案の背景には、中国が直面している深刻な健康問題(公衆衛生上の課題)があると主張している。また、インドを含む多くの国がすでに同様の措置を実施しており、世界的な潮流に沿ったもので、「中国も避けて通ることはできない」と述べた。

▶ 続きを読む
関連記事
中国・湖南省の警察が上海のIT企業経営者を拘束し、釈放の見返りに1億元(約23億5000万円)を要求したと報じられた。地方財政の悪化を背景に、管轄外企業を狙う「遠洋捕撈」への懸念が広がっている
中国北部で新型コロナ変異株「PJ.2.1」による重症者が急増しているとの証言が出ている。中国のウイルス学者は、内部データで突然死も増えていると明かし、当局による情報統制の実態を語った
中国各地の学校で、保護者や祖父母が棒を持って校門前に立つ「登下校見守り当番」が広がっている。安全対策の一環とされる一方、共働き家庭への負担や高齢者の安全を懸念する声がネットで相次いでいる
中国本土の複数大学で、新入生と保護者に身分証番号、勤務先、収入などの提出を求める事例が判明した。学生情報を共有表で公開したケースもあり、過剰収集と個人情報漏えいへの懸念が強まっている
中国では新型コロナの感染が繰り返される一方、高リスクな生物研究やAIと生物学の融合も進んでいる。微生物学者の林暁旭氏が指摘する、中国で重なり合う生物学的リスクとは何か