トランプ大統領が、2026年2月2日、ホワイトハウスの大統領執務室、米国の戦略的な重要鉱物備蓄の創設を発表(Alex Wong/Getty Images)

米・イラン緊張 トランプ氏「交渉決裂なら好ましくない事態」

アメリカとイランの緊張が高まる中、トランプ米大統領は、アメリカとイランは現在、交渉を続けている。また、交渉が決裂した場合、「好ましくない事態が起きる」と警告した。一方、中東の複数の国々は、情勢のさらなる悪化を防ぐため、仲介に向けた動きを活発化させている。

カタール外務省の報道官は3日、中東の複数国が連携して仲介にあたり、イランを巡る情勢の沈静化を図っていると述べ、カタールの首相がイランを訪問していることを確認した。

マジド・アルアンサリ報道官は「ここ数日、カタールだけでなく、地域のすべての関係国が、この種の(斡旋)活動を継続して行っている。ご覧のとおり、地域内では高官級の協議が進められており、地域の緊張を緩和し、事態の再激化を防ぐを目的としている」と述べた。

前日には、トランプ氏がホワイトハウスで記者団の質問に応じ、アメリカは依然としてイランと交渉していると述べた。

トランプ氏は、「我々はこの問題について交渉している。現在、艦隊がイランに向かって航行しており、いずれも大型艦艇だ。最大級で、最も精鋭のものだ。我々はイランと交渉しており、今後の成り行きを見守っている」と述べた。

また、「現在、我々は彼らと協議している。イランと対話している。合意に達することができれば良いことだが、達成できなければ、好ましくない事態が起きるだろう」と付け加えた。

ロイターによると、現職および元イラン当局者は、アメリカがイランのイスラム体制に新たな軍事攻撃を行った場合、国民が再び街頭に出て抗議し、ハメネイ政権の統治がさらに揺らぐことを、イラン当局が強く懸念している。

イランのアラグチ外相はアメリカとの外交対話を行う用意があると表明した。関係者によると、アメリカとイランは2月6日に、トルコで核協議を再開する予定だという。

また、ホワイトハウスのウィトコフ中東担当特使とアラグチ氏は、イスタンブールで会談を行う見通しで、サウジアラビア、カタール、エジプトなど複数国の代表も協議に参加する予定。

一方、イランのペゼシュキアン大統領は2月3日、アラグチ外相に対し、アメリカと「公平かつ公正な交渉」を行うよう指示したと明らかにした。これは、先月、全国的な抗議活動を弾圧して以降、イランが交渉を模索する姿勢を明確に示した初めての動きとなる。

アメリカ人権活動家通信社によると、2月2日時点で、イラン政権による抗議活動の弾圧により6854人が死亡し、1万1280件の死亡事例を現在も調査・確認中だ。また、5万235人が拘束されたという。複数のメディアは、実際の死者数はさらに多い可能性があると報じている。

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